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投資家が知りたいSDG情報とは?10のポイント

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GRI、PRI、UNGCが共同で、「IN FOCUS: ADDRESSING INVESTOR NEEDS IN BUSINESS REPORTING ON THE SDGs」というレポートを公表しました。

これは、企業が投資家の意思決定につながるSDGs活動情報を提供できるようになること、また投資家と企業のエンゲージメントを支援することを目的としています。

本レポートは3つのセクションに分かれており、以下のような構成になっています。

セクション1.
企業にとって投資家ニーズに対応したSDG関連の情報開示はなぜ重要なのか

セクション2.
投資家ニーズに対応したSDGs情報の要素

セクション3.
投資家のSDG情報ニーズを理解する

セクション2では、下記のような10の「投資家関連 レポートにおける推奨項目」がまとめられています。

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(YUIDEA訳)

1.メッセージの一貫性
CEO /議長の声明として提供される文書は、SDGへの貢献に関する他の声明と整合するものでなければならない。

2.統合的アプローチ
SDG関連の戦略とパフォーマンスは、全社的な持続可能性とビジネスの戦略とパフォーマンスに含まれていなければならない。 監査役会、最高経営責任者(CEO)、CFO、IR、サステナビリティ部門などのすべての関係者が関与して、報告プロセスの厳密性と報告書の有用性を確保する必要がある。

3.
SDGのトレンドと企業戦略を推進する主な要因の連動性。そして、そのような情報が入手可能な場合、これらのトレンドが会社の財務成果やビジネス全体にどのように影響するかを示す。

4.
ポリシーと、その実施計画を記述することによる、重大な問題へのマネジメントアプローチ。

5.
SDG目標を達成するための評価と報酬。

6.SDGに向けたリスクと機会の分析
バリューチェーンの上流下流で、プラスとマイナスの影響を含む。

7.質とバランス‐SDGへの貢献として事実や証拠のある声明への支持
主要業績と失敗を強調し、目標に対してのパフォーマンスを報告する。 同業会や類似業界などでのベンチマーク。 さまざまな時間的視点で文脈化し、計算の方法論を記述する。

8.
SDGの貢献度と業績との因果関係を示すことによって予測を立てる。競争優位、市場シェアの拡大、顧客維持、イノベーションのメリットなど、投資家がすでに理解している概念を適用する。

9.
GRIスタンダードなどの国際的に認知された開示枠組みと、財務諸表で使用されているものとを同じセグメンテーション原則を使用して記載。時間と企業で比較可能な標準化されたデータ。

10.
未加工の形でデータにリンクするため、アナリストは標準化の仕方を選択することができる。

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また、GRI、PRI、UNGCは、優先的なSDGsテーマを特定するための実践ガイドとして「Integrating the Sustainable Development Goals into Corporate Reporting: A Practical Guide」も発行。さらに、ターゲットレベルでの開示に関連する資料を整理した「AN ANALYSIS OF THE GOALS AND TARGETS」も発行しています。

このように、公的な組織から様々な資料が出てきています。上手に活用し、取り組みの推進につなげていただければと思います。

【参考】
・「IN FOCUS: ADDRESSING INVESTOR NEEDS IN BUSINESS REPORTING ON THE SDGs
・「Integrating the Sustainable Development Goals into Corporate Reporting: A Practical Guide
・「AN ANALYSIS OF THE GOALS AND TARGETS

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