こちらCSR革新室

こちらCSR革新室

バックナンバー一覧

ESG投資をさらに加速!GPIFが採用した環境テーマ指数

csr-37330

国内最大の投資機関であるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、2018年9月に環境をテーマとしたESG指数の採用を公表しました。
採用されたのは、S&P(Standard & Poor’s社は、米国の格付会社スタンダードプアーズ社のこと。)の「JPXカーボン・エフィシエント指数」で、銘柄数は国内株式が1,694社、外国株式が2,162社、その運用資産額は合計約1.2兆円となります。

GPIFは以前からESG投資を進めており、総合的な評価に基づく「FTSE Blossom Japan Index」「MSCIジャパンセレクトリーダーズ指数」、社会の中でも女性活躍をテーマとした「MSCI女性活躍指数」がありましたが、今回採用された指数は構成銘柄数・運用資産額ともに最多となっています。

イメージ

出典「グローバル環境株式指数の選定結果について」年金積立金管理運用独立行政法人 2018年9月

今回採用された「JPXカーボン・エフィシエント指数」には、下記のような特徴があります。
① 同業種内で炭素効率が高い(温室効果ガス排出量を売上高で割った値が小さい)企業の投資ウエイトを高めている
② 温室効果ガスに関する情報開示を行っている企業の投資ウエイトを高めている
③ 環境負荷の大きさによって業種を3分類しており、負荷が大きい業種ほど炭素効率性の改善や情報開示のインセンティブが大きくなる仕組みになっている

②の開示状況については、水リスクや自然資本評価なども行うコンサルティング会社であるTrucost社が判断します。Trucost社が独自に算出した推計値と企業の開示情報を比較して、十分開示されていると認められた場合に「開示」となり、ウエイトが加算されますが、反対に開示範囲が国内の一部のみに限定されている場合や、Scope1しか開示していない場合は「非開示」と判断され、ウエイトが加算されなくなってしまいます。

イメージ

出典「グローバル環境株式指数の選定結果について」GPIF 2018年9月

基本的にGPIFのESG指数は公開情報に基づいて評価され、選定されています。企業が開示する情報は、投資判断に直結するようにもなっています。企業には取り組みを推進することはもちろん、積極的な情報開示、根拠情報の開示が求められます。

【参考リンク】

GPIF「グローバル環境株式指数の選定結果について」
Trucost
Sustainable Japan 「S&Pダウ・ジョーンズ、自然資本会計Trucost社を買収」

「CSR革新室」とは?

YUIDEA
「CSR革新室」とは、CSRコミュニケートを運営する株式会社YUIDEA(ユイディア)内にある1つの部署です。よりよい社会づくりに貢献すべく、企業のCSR活動、CSRコミュニケーションの革新を支援しています。

このページの先頭へ