Global CSR Topics

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“Project Gigaton” サプライチェーンのCO2を減らす試み

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2017年4月、米小売大手のウォルマートは、2030年までにサプライチェーンの温室効果ガス「1ギガトン」(年間2.11億台の自動車分)の削減をめざす「Project Gigaton」を開始しました

CDPの調査によると、サプライチェーンのGHG排出量(スコープ3)は、自社事業運営からの直接排出(スコープ1)や購入エネルギー製造時の排出(スコープ2)を足した量のなんと4倍。

しかし、スコープ3に取り組む企業はまだ限定的でCDPの2016年調査でスコープ3について総量目標を設定している日本企業は、回答企業全体のうちわずか57社です(20%)。

Project Gigatonではエネルギー、農業、廃棄物、包装、森林保全、製品利用を6つの柱にし、プロジェクトに参加するサプライヤーはこの中から1つ以上のテーマに対してコミットを行います。

ウォルマートはWWFなどのNGOと協働で開発したオープンソースのツールキットを活用し、10年以上かけて蓄積してきた同社のGHG削減に関するノウハウを動画や資料で共有します。

「エネルギー目標の設定方法」や「森林保護への取り組み方」といった基本的な質問への回答から、取り組みに関する具体的なアドバイスの提供、取り組みが進んでいる企業には、さらに野心的なターゲットの設定支援を行うそうです。

ツールキットでは、進捗を計測する手法も共有し、Walmartが年に一度、進捗状態の確認を行います。

まず食品、パーソナルケア、エレクトロニクス、アパレル分野の250のトップサプライヤーと優先的に取り組みを進めていくそうですが、General millsやUnilever、Land O’lakesがさっそくプロジェクトへの参加を宣言しました。

農業協働組合のLand O’lakesは、牛乳の生産から排出されるすべてのCO2の量を計測し2,000万ヘクタールで肥料使用の最適化や土壌改善、水利用の管理を行う予定で、2025年までに1,000万トンのCO2を削減する目標を掲げています。

パリ協定の目標を達成するには、世界のCO2排出量を年間335ギガトンに抑える必要があります。

NPO・企業・大学連合のThe Sustainability Consortiumは、現在サプライチェーンからのCO2排出は、世界全体の排出量の60%に及ぶと報告しており、気候変動対策には、サプライチェーン上の排出量削減が大きなカギとなります。

参照
Walmart Launches Project Gigaton to Reduce Emissions in Company’s Supply Chain
Walmart’s plan to lift a gigaton of carbon from its supply chain

EcoNetworks
Sustainability Frontline


    エコネットワークス

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