Global CSR Topics

Global CSR Topics

バックナンバー一覧

SDGs達成に向けて トイレの話から考えた量と質の重要性

イメージ

2018年4月。
インドのすべての村に電気が通りました。

モディ首相が掲げた公約の達成に向けて
国を挙げた取り組みが進められた結果です。

【参考】 モディ首相twitter

同首相は次々と大胆な方針を発表しています。

2019年までに、すべての国民がトイレを使えるようにする。
2022年までに、使い捨てプラスチックの利用を禁止する。

期限を決めて、野心的な数値目標をトップダウンで掲げることで、社会課題の解決に向けた動きを強力に推し進めるものです。

しかしこうした目標達成に向けた分かりやすい動きの裏側で、同時に大切にしなければいけないのが「質」の問題です。

インドで数十年にわたりバイオトイレの普及に取り組む Sulabh Internationalの方々と話をしているなかで、そうした思いを強くしました。

日経アジア賞の受賞式で来日していたビンデシュワル・パタクさんたちとお話する場に誘っていただき、インドでのトイレ普及の状況について話を伺うなかで、繰り返し話題に出てきたのが質の重要性でした。

定量的な目標は、定義や範囲があり、一時的な状態や一つの側面を示すものです。

定義から外れこぼれ落ちる人。
物だけあっても、使えなくては、使われなくては意味がない。
活動による結果が、問題解決につながっているのか。

すべての村に電気が通っても、頻繁に停電がおき、電気を安定して使えるわけではありません。
すべての人がトイレを使えるように設置をしても、人々が使うかどうかは別問題であり、 またずっと使えるように維持されていくとも限りません。

社会課題の解決にあたっては、大きな定量的な目標を掲げることと同時に、 行動変容を促すために持続的に続けられる仕組みを構築し、 教育を通じて人々の意識を変えていくことが重要です。

持続可能な開発目標SDGsでも、わかりやすいターゲットが設定されていますが、 真にSDGsが目指すゴールを達成するためには、 量だけに目を向けるのではなく、同時に質もセットで考えていくことが必要です。

EcoNetworks
Sustainability Frontline


    エコネットワークス

    イメージ

    エコネットワークスは、CSR・サステナビリティに関する調査、言語、エンゲージメントを支援しています。また、世界に広がるパートナー・専門家のネットワークを通じて、各地の課題や先進企業の動向をウォッチし、情報発信をしています。

    エコネットワークスのホームページはこちら

このページの先頭へ