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東日本大震災から10年の節目に向けて考える

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GW、ふと思い立って宮城の気仙沼と石巻、そして福島の双葉町・浪江町に行ってきました。レンタカーを予約したのが出発前夜。移動しながら行先を決める、半分行き当たりばったりの2泊3日の小旅行です。

最初にたどり着いたのが、3月にオープンしたばかりの気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館でした。施設は、気仙沼向洋高校旧校舎を、生々しい津波による傷跡をそのままに保全したもの。津波被害の「目に見える証」として、私たちに震災の記憶と教訓を伝え、警鐘を鳴らし続けています。

震災を象徴する建物の取り壊しが進む中、校舎を保全し伝承するとした決断に至るまでには、長い時間が必要で、地域の方々の心の中には、複雑な思いや葛藤があったことが推察されます。復興が進み、土地が整備され、新しい建造物が建てられ、津波による大きな被害があったことは、少しずつですが、目に見えにくくなってきています。東日本大震災から8年が経過し、元号も変わり、新しい時代へと社会も移り変わっています。

一方で、被災者の方にとって時間の流れは、同じスピードでは流れていません。福島の双葉町・浪江町など、いまだ帰宅困難区域に指定されている地区の家々は、8年前の原発事故以降、そのままの状態で残されています。しかし避難者に対する住宅補償などの公的な支援は、打ち切りが進んでいます。

もうすぐ、東日本大震災から10年。企業が取り組んできた、「大和証券フェニックスジャパン・プログラム」やJT東日本大震災復興支援 「『ひと』と、未来へ。」など、長期にわたる復興支援プログラムも、総括が求められるタイミングとなります。

それぞれで進む時間のスピードが違う中で、これまでをどのように振り返り、これから必要な支援が何かをどのように考えるのか。重要な節目となります。

EcoNetworks
Sustainability Frontline [原文はこちら]


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