レポート事例集

改めて聞く、エコバディスのメリット・デメリット。
ASSCセミナー参加報告

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2017年、国際的な連携のもとで、日本での持続可能なサプライチェーンの推進に取り組むNGO、一般社団法人ザ・グローバル・アライアンス・フォー・サステイナブル・サプライチェーン(以下ASSC)が設立されました。

ASSCは、サプライヤー情報の調達プラットフォーム「エコバディス」とパートナシップを組み、2018年6月にエコバディスを紹介するセミナーを開催。そこでは、エコバディスのCo-CEOであるFrederic Trinel氏とVice PresidentのWim Peeters氏が登壇しました。

今回はそのセミナーで紹介されたエコバディスのポイントをご紹介します。

エコバディスのメリット

  • バイヤーにとってはサプライヤーの評価が容易となり、サプライヤーにとってはバイヤーに対し効率的かつ効果的なESG情報の提供が可能になる。
  • 設問は企業規模や国、業界ごとにカスタマイズされており、それぞれの特有のリスクや企業の管理システムを確認できるものになっている。
  • サプライヤーに対するサポートやフィードバックも実施しており、具体的な改善が可能。
  • 香港・パリ本社より日本語での対応も可能(電話またはメールのみ)。また、東京オフィスをオープンするy予定もある。

エコバディスのデメリット

  • バイヤーがエコバディス任せになってしまい、サプライヤーとのコミュニケーションが不足することがある。
    (エコバディスでは、評価前にバイヤーからサプライヤーに、コミュニケーションをとることを推奨はしている。また、評価中もエコバディスのプラットフォームを通じて進捗報告はされ、その内容をベースにコミュニケーションをとることができる)
  • 信頼性を担保するため、エコバディス独自の方法論と複数の関連情報源に基づく分析・評価を行うため、サプライヤー評価に一定の時間が必要となる。

エコバディスに関するQ&A

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Q、エコバディスと同様のプラットフォームにSedex(セデックス)があるが、何が異なるのか?

A、「エコバディス」の質問票は、規模・国・事業内容によってカスタマイズしている。また、提出いただいた回答や証明書類を専門のアナリストが確認・分析するため、より信頼性が高い評価結果をお届けできると言えるかと思う。さらに、分析結果に基づいて改善を行えるフィードバックも提供している。

Q、たとえば工場敷地内への寄宿舎の設置など、国ごとに法令は異なる。「法令を遵守しているか」という設問では評価できないような側面は、どう扱っているのか?

A、法令遵守は重要な項目ですが、それだけで評価するのではなく「労働者の健康や働きやすさにどう配慮しているか」など目的に適した設問を用意するようにしています。そうすることで、設問の背景にある目的に適った答えを導くことが出来ます。


既に当サイトでは、「エコバディス」と「セデックス」について紹介していますが、

【関連記事】
サプライヤーのサステナビリティ情報プラットフォーム
~「エコバディス」と「セデックス」~

日本における持続可能なサプライチェーンを推進するASSCが設立され、またエコバディスのCo-CEOが日本に足を運びセミナーを開かれたことなど、日本企業がCSR調達をする必要性の高まりを感じさせるセミナーとなっていました。


【参考リンク】
●一般社団法人ザ・グローバル・アライアンス・フォー・サステイナブル・サプライチェーン
●エコバディス
●エコバディス(日本語ヘルプデスクサイト)

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