CSRコミュニケーションQ&A

CSR全般

CSRコミュニケーションとESGコミュニケーションの違いについて、また共通していることは何か教えて下さい。

CSRコミュニケーションとESGコミュニケーションという言葉につきましては、その明確な定義はなく、さまざまな使われ方をしているのが現状であると思います。そのような前提に立った上で、私どもの考えを述べさせていただきますと、CSRコミュニケーションとESGコミュニケーションは、環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)を取り扱うという点は共通していますが、コミュニケーションを取る対象として想定している相手が異なっているのではないかと考えます。

CSRコミュニケーションは、その対象として企業を取り巻くさまざまなステークホルダー、例えば、顧客や取引先、従業員、政府、自治体、投資家、近隣の住民などといったように対象を広い範囲で想定している事が一般的ですが、ESGコミュニケーションでは、ステークホルダーの中でも特に投資家、金融関係者など、企業価値の評価を目的とする相手を対象とする場合が多いように思います。

想定している対象の違いから、それぞれで扱われる情報の内容や視点にも差異が生じます。例えば、ESGコミュニケーションでは企業価値の評価を目的とする相手を対象とすることから、企業価値に影響するリスクや機会に関する情報など、より財務に影響する情報を、企業間、業種間で比較可能なシンプルな指標で開示するよう求められる傾向にあります。

CSRが経営へ統合され、財務情報と非財務情報を合わせた情報開示が一般的になれば、CSRコミュニケーションとESGコミュニケーションについての違いはほとんどなくなるのかもしれませんが、現状においては、それぞれについて上述のような共通点、また違いがあるのではないかと考えます。

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