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SDG Industry Matrix(産業別SDG手引き)とは何ですか?

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SDG達成には、政府や国際機関だけでなく、多様なステークホルダーの協力が欠かせないことから、より多くの民間セクター、特に企業の行動を促すことが重要です。
そこで、事例紹介などの情報提供を目的として作成されたのがSDG Industry Matrixです。

2017年4月現在、「食品・飲料・消費財」「製造業」「気候変動対策」「金融サービス」が公開されています。



何が書かれているのか?

産業別に、ハイライトと目標ごとの取り組み事例が紹介されています。

●産業ハイライトでは、下記項目について産業固有の取り組みが紹介されています。

-共有価値創出の機会
-グッドプラクティス原則、基準、およびツール
-マルチステークホルダー・パートナーシップと協業

●目標ごとの取り組み事例では、17の目標ごとに「共有価値創出の機会」「事例紹介」が示されています。

例えば「製造業」の「目標12:持続可能な消費と生産のパターンを確保する」については、以下のように機会が紹介され、具体的にインドのアポロタイヤや富士ゼロックスなどの取り組みが掲載されています。

-低燃費で水使用量が少なく、さらに廃水、廃棄物、および汚染の発生が少ない商用機械や車両を設計・生産する。
-内部炭素価格を投資計画の意思決定に組み入れる。

このように「食品・飲料・消費財」「金融サービス」においても具体的な事例の紹介が同様の構成で展開されます。

「気候変動対策」の位置づけ

「気候変動対策」は、産業別ではなく各産業の目標7、12、13についての「共有価値創出の機会」をまとめたものです。

例えば「製造業」の目標12については、
●製造段階での使用エネルギーの少ない材料を調達し、材料の削減・再利用・リサイクルにおいて、循環型経済に向けた革新的な取組みを進展させる。
●セメントおよびコンクリート製品の使用に由来する温室効果ガスの排出を回避する方法を特定し、取り入れるため、建物・インフラのバリューチェーン全体で協力する。
など、先述の産業別よりも具体的な内容になっています。

今後の予定

英語版ではすでに「健康と生命科学(Healthcare & Life Sciences)」「輸送(Transportation)」「エネルギー、自然資源、化学(Energy, Natural Resources, Chemicals)」についても作成されており、順次日本語版が公開される予定となっています。

【参考】
グローバル・コンパクト
SDG Industry Matrix 英語版(全業種掲載されています)


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