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「Corporate Reporting Dialogue(CRD)」とは何ですか?

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「Corporate Reporting Dialogue(CRD)」は、企業報告に関するフレームワークやスタンダードを作成する下記8団体による共同プロジェクトのこと。

2014年にICGN(International Corporate Governance Network:国際コーポレート・ガバナンス・ネットワーク)の年次総会において設立され、IIRCが事務局を務め、FASBはオブザーバーを務めます。

企業報告に関するフレームワークが増え、個別に対応することが企業の負担になってきたことから、各団体のフレームワーク等を整理・調整し、効率的に情報を開示できるようになることを目的としており、CRDはフレームワーク作成団体の中心的機能を果たし、各フレームワークの整合性を高めていきます。


■以下8団体が参加

「Driving Alignment in Climate-related Reporting」1.1.1


■各団体の位置づけ

注:関係は主なもののみを記載

GPIF委託調査研究「ESGに関する情報開示についての調査研究」(ニッセイアセット)p57


  • ISO(International Organization for Standardization:国際標準化機構)
    ISO26000の解説

■主な活動事例

Land scape mapランドスケープマップ(2015年)

各団体のフレームワークや規準、要求事項などを一覧で比較できるツールです。

「Purpose」「Scope」「Content」という3レベルでの比較ができるようになっており、例えば「Scope」レベルでは、IIRCの6つの資本について、各フレームワークがどの程度カバーしているか示しています。

ランドスケープマップ


Better Alignment Project(2018年~)

2018年から2年間にわたり、ESGに関するフレームワーク間の整合性を図るために発足されたプロジェクトです。フレームワークを減らすのではなく、各フレームワークの立ち位置を明確化し、具体的な内容を整理することを目的としています。

csr-44332_4

2019年9月には第1弾となるTCFDに関するレポートが公表されました。 「Driving Alignment in Climate-related Reporting」

気候変動の情報開示に関連するCDP、GRI、SASBの3つのフレームワークについて調査しており、以下のような結論を出しています。

  • TCFDが提示する「効果的情報開示の7原則」は各機関のスタンダードと整合性がある
  • TCFDが求める11の開示内容についても、各スタンダードが包括的にカバーしている

今後は、財務会計基準に、非財務情報の開示をどう取り入れるか議論される予定となっています。

TCFDについての解説はこちら

【参考】
Corporate Reporting Dialogue launched, responding to calls for alignment in corporate reporting
Corporate Reporting Dialogue: Better Alignment Project
GPIF委託調査研究「ESGに関する情報開示についての調査研究」(ニッセイアセットマネジメント)

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