CSRコミュニケーションQ&A

CSRレポート・基礎編

CSRレポート大賞など、第三者から評価の高いトップメッセージとはどのような点が評価されているのですか。

毎年数多くのCSRレポートを読んでおりますと、「このトップメッセージは良いな」と感じるものにいくつか出会います。そうした企業のレポートは、自ずと活動報告の内容も充実しており、各種表彰を受賞しているということがよくあります。
良いトップメッセージのポイントを3点あげますと、(1)事業戦略と説明責任が明確で具体的であること、(2)サステナビリティへの認識が示されていること、(3)トップの肉声感が伝わってくること、ではないでしょうか。以下でそれぞれの点について、もう少し掘り下げて説明します。

1.事業戦略と説明責任が明確で具体的であること
「トップメッセージ→CSR中長期ビジョン→CSR目標・計画・実績→個別の活動事例やパフォーマンスデータの報告」という流れ構成された報告書がよく見られますが、その最初のトップメッセージでは、昨年度の実績を簡潔に総括し、今年度の取り組みの重点課題を明らかにし、中期的な方向性を示すことが重要であると考えます。

2.サステナビリティへの認識が示されていること
「企業が持続可能な成長をする」ということだけでなく、「社会、地球が持続可能であるためには企業がどうあるべきか」についてのトップの認識、姿勢が問われるようになってきていると思います。GRIガイドラインの指標「1.2」で記されているように、CSRと事業の関わりにおいて、主要な影響やリスクと機会についての説明が求められています。

3.トップの肉声感が伝わってくること
御社のトップメッセージは、トップ自らが筆を入れていますか?多忙な業務の中、トップ自ら執筆というのは難しいことかもしれませんが、有識者との対談やインタビューによるメッセージであると、トップの肉声感がしっかり伝わってくるものです。また、その年の社会的話題や動向に触れつつ、トップ自らの認識を示すことも大切であると思います。

これらのことを踏まえると、重要なのは、具体的にコミットメントしていることなのだと思います。毎年代わり映えのしない「ごあいさつ」ではなく、トップの本気度が読み取れる「コミットメント」であることが重要です。

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