CSRレポート調査データ

環境分野の社会貢献活動の内訳

グラフ1で分類した17分野のうち、「環境」の分野について詳細を見ていきたい。環境分野での内訳と、各内訳における本業と関わりがある活動の割合はグラフ6のような結果となった。

グラフ6 環境分野の内訳と本業との関わり

環境分野においても教育関連の活動が多い

環境分野390件の社会貢献活動の内訳で最も多かったのは「環境教育・啓発」で、31%の活動が該当した。 「環境教育・啓発」は、社会貢献活動の分野において最も件数の多かった「次世代(子ども)育成・支援」と重なる活動である。
一方、最も少なかった活動は「生態系保全」で8.7%であった。2010年10月名古屋でのCOP10開催を控え、生物多様性への関心が高まっていると言われているが、2009年度の報告時点では具体的な活動として取り組むには至っていないようである。

本業と関わりが深いのは環境分野においても教育関連

本業と関わりがある活動の割合が大きい分野はここでも「環境教育・啓発」の38%という結果となった。本業の中で培った環境への取り組みを教育プログラムに活用していることが想定できる。

また、割合が最も小さい活動は「環境保全」で11.9%であった。「環境保全」と「ゴミ・リサイクル・美化」は、森林や水辺、事業所周辺地域という身近な環境の保全につながる活動であり、企業や従業員の関心が向きやすくかつ取り組みやすい活動であるためか、報告件数は多い。しかし、本業を活かす活動というよりもどのような業種の企業にもできる活動であるため、本業と関わりのある活動の割合が少ないと考えられる。

「地球温暖化防止・省エネ」は報告件数自体が少ないが、企業が活動していないという意味ではなく、ISO14001の取り組みやコスト削減、環境負荷の少ない製品開発といった通常の事業活動として位置づけられているためと思われる。報告が少ないながらも本業と関わりのある活動の割合が「環境教育・啓発」に次いで高いのは、本業におけるそれらの取り組みが製品や技術に反映され、社会貢献活動に活用されていると考えられる。

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