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日経アニュアルリポートアウォード

主催者 :
日本経済新聞社
関連URL :
http://adnet.nikkei.co.jp/a/ara/

目的

日本企業の発行するアニュアルリポートの更なる充実と普及を目的として実施される表彰制度。

評価対象

表彰制度に参加する企業のアニュアルレポート

結果発表時期

第21回(2018年度)は、2019年2月に日経朝刊・日経ヴェリタスにて結果報告特集が掲載された。

審査員

運用会社のファンドマネジャー、アナリストなど(約120名以上)。

歴史

1998年度から開催され、2018年度で2①回目を迎えた。第11回(2008年度)からは、従来の「本賞審査」部門と「統合版審査」部門の基準を統一して審査を行っている。

評価のポイント

  • 第1次審査:1社のアニュアルレポートにつき、5人の審査員が審査基準に沿って採点、コメント。
  • 第2次審査:得点上位作品を対象とし、審査委員会でグランプリ、準グランプリ、優秀賞、特別賞を決定。

【一次審査基準のテーマ】
テーマ
評価の視点
①沿革・業績推移・代表的経営指標 沿革、企業理念が的確に示されている。十分な期間の業績ハイライトが分かりやすく表記されている。十分な期間の企業特性を示すあるいは投資家が重視する経営指標が適切に記載されている。
②ビジネス
ポートフォリオ
各事業部の内容、ビジネスモデル、SWOT分析(強み・弱み)が明確に示されている。事業部門別損益も詳細に記載されている。
③トップマネジメントのメッセージ(経営哲学・経営理念) トップの経営理念や今後の自ら打ち立てた戦略についてのメッセージが明瞭で具体的でありかつ情熱(パッション)を感じさせるものとなっている。
④中長期的企業価値向上策と実現のためのロードマップ 中長期の計画や経営目標が記述されおよびそれを達成するためのロードマップを明確に示している。
⑤ESGファクターの説明I(環境と社会) 環境と社会それぞれの活動状況につき企業価値向上と関連付けられて述べられている。特に投資対象企業にとって重要と思われる具体的指標についてピックアップされて記載されている。
⑥ESGファクターの説明II(コーポレートガバナンス) コーポレートガバナンスコードに則して企業価値向上を意識した取り組みを行っている記述がある。報酬に対する説明や社外取締役・社外監査役からの明確なメッセージがある。
⑦当年度の重点項目説明
(トピックス)
当年度の活動において投資家が把握しておくべき重要トピックスとその意義を丁寧に説明している。
⑧財務データの充実 単に決算短信や有価証券報告書の要約に止まらず決算説明会などで開示される投資家にとって有益な情報(主要商品売上別の開示、市場動向など)を組み合わせて読みごたえのある分析しやすいデータになっている。
⑨ファイナンシャル・サステイナビリティー(持続可能性)へのアピール度 投資家にとってファイナンシャル・サステイナビリティーのイメージを獲得するため企業側(経営幹部)から冷静な自社(自己)分析を踏まえたうえでの「執念」を感じることができる。
⑩総合的完成度
(バランスも考慮)
長期投資家にとって知っておきたい点がむらなくバランスをもって表現されており完成度が高い。

受賞企業一覧

日経アニュアルリポートアウォード2018

グランプリ

イメージ

MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス
MS&AD統合レポート2018
先進性に富んだガバナンス記述
プロのアナリストやファンドマネジャーもうならせる卓越したリポート。業界の基礎知識や保険用語など運用初心者への配慮も適切。金融機関がここまで開示した例はなく、トップメッセージ、ストーリーの一貫性、ガバナンスの透明性も含め総合的に高く評価。

準グランプリ
大和ハウス工業
統合報告書2018
長期投資家にアピールする意欲作
長期投資家向けにアピールする意欲的な統合報告であり、今年度の最高水準のリポートの一つ。特に、CFOによる財務・経営成績の検討と分析(MD&A)は説得力が高く他社の手本になる。全体構成がよく、初めての投資家でもこの一冊で同社を理解できる。

中外製薬
アニュアルレポート2017
毎年改善を重ね完成度が非常に高い
極めて高いレベルを維持し続けながらも毎年改善を重ねており、投資家へのアピール度や統合報告書としての完成度が非常に高い。前年度の事業活動の振り返りも秀逸であり、リスクと機会の説明、開発案件ごとのスケジュールの開示なども将来予測に有用。

三井化学
三井化学レポート2018
CEOメッセージは率直で要点が明確
ボードメンバー全員笑顔の集合写真が好印象。CEOメッセージは率直で要点を明確にし、報告書全体のサマリーになっている。「経済」「社会」「環境」の3軸経営による企業価値創造プロセスの開示も、独自のKPIによる見える化で説得力がある。

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