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日経アニュアルリポートアウォード

主催者 :
日本経済新聞社
関連URL :
http://adnet.nikkei.co.jp/a/ara/

目的

日本企業の発行するアニュアルリポートの更なる充実と普及を目的として実施される表彰制度。

評価対象

表彰制度に参加する企業のアニュアルレポート

結果発表時期

第20回(2017年度)は、2017年2月に日経朝刊・日経ヴェリタスにて結果報告特集が掲載された。

審査員

運用会社のファンドマネジャー、アナリストなど(約100名を予定)。

歴史

1998年度から開催され、2017年度で20回目を迎えた。第11回(2008年度)からは、従来の「本賞審査」部門と「統合版審査」部門の基準を統一して審査を行っている。

評価のポイント

  • 第1次審査:1社のアニュアルレポートにつき、5人の審査員が審査基準に沿って採点、コメント。
  • 第2次審査:得点上位作品を対象とし、審査委員会でグランプリ、準グランプリ、優秀賞、特別賞を決定。

  • 【一次審査基準のテーマ】
    テーマ
    評価の視点
    ①沿革・業績推移・代表的経営指標 沿革、企業理念が的確に示されている。十分な期間の業績ハイライトが分かりやすく表記されている。十分な期間の企業特性を示すあるいは投資家が重視する経営指標が適切に記載されている。
    ②ビジネス
    ポートフォリオ
    各事業部の内容、ビジネスモデル、SWOT分析(強み・弱み)が明確に示されている。事業部門別損益も詳細に記載されている。
    ③トップマネジメントのメッセージ(経営哲学・経営理念) トップの経営理念や今後の自ら打ち立てた戦略についてのメッセージが明瞭で具体的でありかつ情熱(パッション)を感じさせるものとなっている。
    ④中長期的企業価値向上策と実現のためのロードマップ 中長期の計画や経営目標が記述されおよびそれを達成するためのロードマップを明確に示している。
    ⑤ESGファクターの説明I(環境と社会) 環境と社会それぞれの活動状況につき企業価値向上と関連付けられて述べられている。特に投資対象企業にとって重要と思われる具体的指標についてピックアップされて記載されている。
    ⑥ESGファクターの説明II(コーポレートガバナンス) コーポレートガバナンスコードに則して企業価値向上を意識した取り組みを行っている記述がある。報酬に対する説明や社外取締役・社外監査役からの明確なメッセージがある。
    ⑦当年度の重点項目説明
    (トピックス)
    当年度の活動において投資家が把握しておくべき重要トピックスとその意義を丁寧に説明している。
    ⑧財務データの充実 単に決算短信や有価証券報告書の要約に止まらず決算説明会などで開示される投資家にとって有益な情報(主要商品売上別の開示、市場動向など)を組み合わせて読みごたえのある分析しやすいデータになっている。
    ⑨ファイナンシャル・サステイナビリティー(持続可能性)へのアピール度 投資家にとってファイナンシャル・サステイナビリティーのイメージを獲得するため企業側(経営幹部)から冷静な自社(自己)分析を踏まえたうえでの「執念」を感じることができる。
    ⑩総合的完成度
    (バランスも考慮)
    長期投資家にとって知っておきたい点がむらなくバランスをもって表現されており完成度が高い。

    受賞企業一覧

    日経アニュアルリポートアウォード2017

    グランプリ

    イメージ

    オムロン株式会社
    統合レポート2017
    先進性に富んだガバナンス記述
    長期投資家やESG(環境・社会・統治)投資家目線を保ちながら、最初から最後まで中期経営計画を柱とした1つのストーリーとして読ませる記述は圧巻。役員報酬制度の概要表示に加えサステイナブル指標を導入するなど、ガバナンス記述は先進性に富む。

    準グランプリ
    アステラス製薬株式会社
    アニュアルレポート2017
    統合報告書としての完成度高い
    企業特性が明確に示されており、医薬品企業としてのCSR活動が徹底したマテリアリティー(重要課題)分析を基に行われていることがよく分かる。ESG情報に興味深い多様な指標を加味する手法も効果的で感度が高く、統合報告書としての完成度が高い。

    伊藤忠商事株式会社
    統合レポート 2017
    率直かつ迫力があるCEOメッセージ
    投資家が必要とする情報が簡潔かつ十分にまとめられ、編集方針の明確さが伝わる非常に完成度の高いリポート。持続的な企業価値拡大を目指すCEOのメッセージは率直であるとともに迫力がある。プロセスや今後の課題まで言及したガバナンス表記も高評価。

    コニカミノルタ株式会社
    統合報告書2017
    中期経営計画の考えや取り組みが明確
    「課題提起型デジタルカンパニー」を目指す新中期経営計画の考えや取り組みが明確に伝わる極めて完成度の高いリポート。事業ごとに「機会と課題」「強みと戦略」が記載され、投資家が事業の将来を判断するための十分な情報がバランスよく記載されている。

    大和ハウス工業株式会社
    統合報告書2017
    統合的思考に貫かれた最高水準のリポート
    今年度の最高水準のリポートの1つ。統合的思考に貫かれた「資本配分とフロー」「重要な管理項目(持続可能な企業価値向上)」の図や「資本政策の基本方針」のグラフ、各種KPI(主要業績評価指標)の活用などの使い方は秀逸で、他社の手本となる。

    そのほか、特別賞は三井化学、三菱UFJフィナンシャル・グループ、優秀賞には15社が受賞しました。詳細はこちらからご覧ください。

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