戦略的CSR~グローバル人材と次世代の育成~
次第に暖かさが暑さに変わってきました。5月1日からすでにクールビズ期間に入っているのをご存知でしょうか?以前は6月~9月だったのが、今は5月~10月末までなのです。ちなみに昨年度のウォームビズは11月~3月末。そのうち間の1ヶ月ずつがなくなってしまいそうですね。
グローバル人材の育成は経営課題
さて、CSR課題でアツいトピックスといえば気候変動、ビジネスと人権、女性の活躍などがあげられます。これらのトピックスに取り組むには、グローバル人材の力が欠かせません。
なぜなら上述3つの課題は日本国内では完結しない課題です。気候変動は言わずもがな地球規模の話ですし、ビジネスと人権はサプライチェーンのグローバル化が背景にあります。女性の活躍は事業・人材戦略の一つとしてグローバル人材の育成と並行して取り組むべきテーマです。
つまるところ企業は人材で成り立っており、何か画期的な方法をとらない限りグローバル社会と関わり続けます。グローバル人材の育成はCSR課題云々の以前に、経営戦略として欠かせないテーマです。
そんな中、私たちがまさに戦略的CSRの事例であると注目しているのがNPO法人クロスフィールズの「留職プログラム」です。「企業で働く人材が新興国のNPO等へと赴任し、一定期間、本業で培ったスキルを活かして現地の人々とともに社会課題の解決に挑む」というもの(HPより引用)。
青年海外協力隊の現職参加制度と違い、企業独自のニーズに合わせて設計されるプログラムのため、個人の人材育成だけでなく新興国でのマーケティング活動や新規事業の企画に役立てることができます。さらに現地チームの活動を日本にいながらにして支援する仕組みもあり、企業内のコミュニケーション活性にもつながるそうです。
クロスフィールズ主催の企業向けフォーラムが来週東京で開催されるので、ご興味のある方はぜひ。
グローバル化時代における日本企業のリーダー育成のあり方詳細はこちら
【開催概要】 日時 : 2014年5月22日(木) 18:30~21:30 (受付18:00~)
会場 : ベルサール芝公園 Room1
(東京都港区芝2-7-7 住友芝公園ビル2F 1)
http://www.bellesalle.co.jp/room/bs_shibakouen/access.html
参加費 : 2,000円(税込)
定員 : 70名
主催 : NPO法人クロスフィールズ
10年後の人材を育てているか
昨年末に開催された環境・社会報告書シンポジウム2013では、「『2020~30年に備えた人材ポートフォリオ』~組織は未来に備えているか~」というテーマが設定され、実現までに時間がかかるテーマでありながら長期計画を含めたポリシーを持っていない企業が8割以上という調査結果に問題提起がなされています。
統合報告においても、人材という資産に関する情報をどのように開示しているか、戦略を読みとることができるかが評価ポイントのひとつと言われています。
企業活力研究所が今年3月に発表した報告書では、「企業の取り組みに期待すること」として次の7つが提言されました。当たり前といってしまえば当たり前の内容ですが、次世代育成の取り組みが網羅的にまとめられているので、人材戦略を見直す際に参考になるのではないでしょうか。
(1)「どういう人材を育てたいのか」を明らかにする
(2)ダイバーシティなしでは戦うことはできない
(3)尖った人材を見極め、活かしていく
(4)ワクワク感と成長実感・成長予感でモチベーションを向上させる
(5)多様な業務経験や決断経験の「機会」を与える
(6)充分なコミュニケーションを通じて相互に理解し、支援と学びの啓発し合う職場風土をつくる
(7)支え合う体制を充実させる
一般財団法人企業活力研究所 「企業活動の将来を担う若者の能力開発・能力発揮のあり方に関する調査研究報告書」
従業員というステークホルダーの重要性は今さら言うまでもありません。だからこそ、如何に戦略的に向き合うかが求められています。
「CSR革新室」とは?
- 「CSR革新室」とは、CSRコミュニケートを運営する株式会社YUIDEA(ユイディア)内にある1つの部署です。よりよい社会づくりに貢献すべく、企業のCSR活動、CSRコミュニケーションの革新を支援しています。
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