こんなCSRレポートは嫌だ
夏休みは終わったけれど、まだまだ夏休みモードから切り替えられない……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、そんなけだるい気分でもするっと読んでいただけるような、CSRレポートにまつわる小ネタをお届けします。題して「こんなCSRレポートは嫌だ」。
トップメッセージの写真が3年以上同じだ。
妄想力豊かで心配性な筆者は「この方はお元気なのだろうか……?」「実は存在しない人物ではないか……?」とそわそわします。IR部や広報部といった社内の方々と協力すれば、毎年違うものを用意できるのではないでしょうか。
というかトップメッセージの内容が毎年同じだ。
全く同じトップメッセージからは、CSR推進にいかにコミットしていないか、が良く伝わってきます。積極的に取り組んでいるトップの中には、校正紙に自身で細かく赤字を入れる方もいます。CSR部がゴーストライターになってでも、多少は新しい情報を入れ込みましょう。
数値データが全て表か文章で、グラフがない。
読者の読む気を削ぐのにとても効果的なテクニックの1つです。基本的な情報、ポイントとなるデータ、例えば売上高やCO2排出量の推移くらいはグラフで示して欲しいものです。反対にいえば、パフォーマンスが思わしくない場合に紛らわす効果が期待できます。
報告ページが文字だらけ。
これも読者の読む気を削ぐことにたいへん役立ちます。株主総会や営業資料などから流用できるものは流用し、CSR関連の概念は図で表現できないか、ぐりぐり書いてみてはいかがでしょう。また、研修や植林の風景など、たとえありがちだなと思う写真でも、リアリティが増し、ページをめくりたくさせる可能性をもっています。
Webサイトはわかりやすい工夫を
いつの話かわからない。
年次でまとめたものではなく、Webサイトについてです。基本方針や社会貢献活動、ステークホルダーダイアログなど、分量の制約で冊子に載せられない情報をWebサイトで開示する方法は多くの企業がやっています。しかし、いつ策定したのか・実施したのかがわからないと、企業姿勢や活動のホンキ度は伝わりません。5年間で20件の報告と、1年間で20件の報告とでは大違いです。ほんの少し説明を追加するだけで、もったいない状況を避けることができます。
体裁を整えてとりあえず公開しないと……というスタンスでいるとこのような事態に陥りがちです。せっかく労力をかけて制作するからには、より読まれるCSRレポートをめざしましょう!
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