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10月はCSR推進のチャンス。企業倫理月間です

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気がつけば10月も1週間が過ぎ、すっかり秋めいてきた今日この頃。秋といえば、読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋、そしてやはり食欲の秋!といろいろありますが、CSR的カレンダーでは「企業倫理月間」であるのをご存知でしょうか。

これは経団連が定めたもので、毎年10月に入る前に「企業倫理徹底のお願い」が発表されます。

ここではグループ企業も含め、1.事業活動全般の総点検、2.企業倫理・CSRの取り組み体制の強化、3.不祥事が起きた場合の適切な対応に取り組むよう喚起されています。つまり法律で規制されていないがビジネスとして当然やるべきこと、「操業のための許可」(License to operate)を総点検することを呼びかけています。

「そういう月間なので」という切り口にして、CSR浸透を推し進めるチャンスではないでしょうか!


また、ちょうど最近、この企業倫理に関連する記事が目に留まったのでご紹介します。企業倫理の重要性、徹底するための方法についてヒントが得られると思います。


  • 日経ビジネス ハーバードのリーダシップの授業
    ハーバードが「倫理」を必修にする理由 カシーク・ラマンナ准教授に聞く(1)
  • 会社に利益をもたらす決断か、法律を遵守しているか、といった視点は分かりやすいが、倫理的に正しいかどうかは正解がないからこそ、リーダーになる人は倫理を学ぶ必要があると指摘しています。合わせて、人間の倫理観は環境や経験によって変化するものであると同時に、世の中には「更生できない人」もいるため、それを見抜く力を養うことにつながると示唆しています。

  • DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー
    腐ったリンゴは例外ではない:倫理観の低い従業員をマネジメントする法
  • 従業員の仕事の能力と倫理観は相関しないこと、”腐ったリンゴ”は例外的な存在ではなく容易に発見できると思うのは幻想であると指摘し、「倫理観の低い従業員をどうマネジメントすべきか、学術文献から得られた6つの助言」を提示しています。


企業倫理月間の他にも、政府広報オンライン月間・週間のページによると、「木づかい推進月間」「共同募金運動」、「3R(リデュース・リユース・リサイクル)推進月間」「工業標準化月間」いった、CSRに関係する月間キャンペーンが並んでいます。

また、当社で開催したCSR社内浸透に関するセミナーのアンケートでも、数名の方に「『CSR月間』に興味がある」という回答をいただきました。

突然「CSRへの理解を深めましょう」と呼びかけるよりも、例えば経営トップの方に「○月はCSR月間です」と宣言していただいた方が、企業の担当者としても進めやすいのではないでしょうか。ただし、同時に「CSR月間が終わったから気にしないでいいや」と思われないための注意は必要になりそうです。

最近はハロウィンや節分の恵方巻など、何かと行事にかこつけて盛り上げよう!という動きが目立ちます。CSRやサステナビリティへの取り組みも、そういったマーケティング手法から学べるところが多いのではないかと思います。

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「CSR革新室」とは、CSRコミュニケートを運営する株式会社YUIDEA(ユイディア)内にある1つの部署です。よりよい社会づくりに貢献すべく、企業のCSR活動、CSRコミュニケーションの革新を支援しています。

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