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GRIスタンダード306改訂

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2020年5月、GRIスタンダード306の改訂版が公表されました。
プラスチック廃棄物による海洋生態系の汚染、増加する電子廃棄物や食品廃棄物による影響の拡大が予測されており、ステークホルダーはバリューチェーンの上流や下流で廃棄物関連の影響や、組織がその責任をどうとらえているのかといった事項に関する情報開示を求めるようになりました。また、本テーマはSDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」にもつながっています。

「GRIスタンダード306:廃棄物」は2022年1月以降に発行されたレポートに有効ですが、早期の対応も推奨されています。

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GRI306の構成

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2016年に公表された「GRI306:排水および廃棄物2016」では、組織から排出される「水」と「廃棄物」の両方が対象となっていました。しかし、2018年に改訂された「GRI303:水2018」に排水が含まれたため、今回改定されたGRI306は「廃棄物」のみとなっています。

項目数自体は変わりませんが、全ての項目が「廃棄物」に関するものとしてシンプルに整理されました。

この新しいGRI306は、5つの開示事項があります。306-1、2はマネジメント手法、306-3~5が項目別の開示事項です。コア準拠を宣言する場合、マネジメント手法である306‐1、2はどちらも開示が必要です。

では、それぞれの項目について概要を紹介します。

1.マネジメント手法の開示事項

306-1 Waste generation and significant waste-related impacts

廃棄物に伴うインパクトに関する項目です。廃棄物に関連する(潜在的なものも含む)重大なインパクトにつながる可能性のある活動や、そのインパクトが自社の活動で発生する廃棄物に関連するのか、バリューチェーンで発生する廃棄物に関連するかなどの開示が求められます。

306-2 Management of significant waste-related impacts

重大なインパクトマネジメントに関する項目です。重大なインパクトを及ぼす廃棄物の発生を防いだり影響をマネジメントする方法や、廃棄物が第三者によって管理されている場合はその第三者の管理状況を確認するプロセスなどの開示が求められます。

2.項目別の開示事項

306-3 Waste generated

廃棄物発生量の開示に関する項目です。廃棄物の総重量や内訳、データの収集方法などの開示が求められます。

306-4 Waste diverted from disposal

処分されずに、再利用やリサイクルされた廃棄物に関する項目です。有害廃棄物、非有害廃棄物それぞれについて、再利用やリサイクルされた、その他の方法によって廃棄されなかった廃棄物の重量などの開示が求められます。

306-5 Waste directed to disposal

処分された廃棄物に関する項目です。有害廃棄物、非有害廃棄物それぞれについて、焼却処分や埋め立て処理された廃棄物の重量などの開示が求められます。

上記の項目別の開示事項306-3、4、5には、情報開示のテンプレートの例も用意されています。


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