こちらCSR革新室

こちらCSR革新室

バックナンバー一覧

2021年11月30日
「SDGsウォッシュをいかに回避するか炎上しないサステナブル・ブランディング設計に向けて」開催報告

csr-46456

SDGsの注目度が高まり、多くのメディアで取り上げられるようになりました。SDGsに関連させてサービスや商品をPRする動きも増えてきていますが、安易にSDGsのロゴを使用すれば、「SDGsウォッシュ」として批判され、PRのはずが逆効果になってしまう場合があります。
そこでYUIDEAでは、2021年11月「SDGsウォッシュをいかに回避するか炎上しないサステナブル・ブランディング設計に向けて」と題したセミナーを開催しました。

セミナーではまず、講演1としてSDGsウォッシュとは何か、どのように回避すればよいのか、国際的なフレームワークにも触れながらご紹介しました。続いて、講演2ではSDGsを含むサステナビリティを踏まえたコミュニケーション設計における新しい考え方である「サステナブル・ブランディング」を通して生活者の共感やロイヤリティを向上させた実例をご紹介しました。 本記事では、各講演内容の概要をお伝えします。

講演1「SDGsロゴを使う上での注意点、SDGsウォッシュ解説」

「SDGs」については17目標の認知度が高まってきていますが、SDGsには目標だけでなく、より具体的なターゲットや指標があります。ターゲットや指標につながる活動を進めることで、より効果的な目標達成につながります。

ただ、ターゲットや指標は、国家レベルでなければ取り組めないようなものもあるため、国連グローバル・コンパクトやGRIが企業向けに「SDGsに関するビジネスレポーティングーゴールとターゲットの分析」」という資料を作成しており、ターゲットごとに、企業が事業活動と結びつけやすいビジネス・アクションなどを紹介しています。

企業が取り組みやすいような資料が提供されてはいますが、SDGsのアイコンやロゴには、使用用途に応じて国連による事前許可が必要になる場合がありますので注意が必要です。

SDGsに関する活動について「ウォッシュ」と批判されないためには、ロゴやアイコンを貼付する前に、なぜその目標が企業に適合するのか、その目標に関する著しい影響、企業の目標と達成に向けた進捗、影響を管理する戦略などを開示できるようにしておくことが重要です。

また企業報告に関わるフレームワークには様々なものがありますが、SDGsを含める際には、まず国連グローバル・コンパクト等が作成した「SDGsを企業報告に統合するための実践ガイド」が役立ちます。報告内容に関するチェックリストや、企業の具体事例やコメントなども掲載されており、読みやすさにも配慮されています。

特に企業報告においては、個別の取り組みにSDGsを紐付けるのでなく、企業全体がSDGsにどのように関連するのかを把握することが重要になってきます。

講演2「「サステナブル・ブランディングから読み解くウォッシュ」

続いて、2つめの講演では、企業の具体例も交えながら、「サステナブル・ブランディング」についてご紹介しました。
最近ではSDGsが浸透してきたこともあって、生活者は企業が社会的課題の解決に寄与することを期待するようになっています。

サステナブル・ブランディングとは、そのような生活者の意識を的確に把握して、SDGsを含むサステナビリティを取り込んだブランディングを指します。企業がどうやって事業を通じて社会を変えていくのかをストーリー立てて示すこと、消費者が今何を求めているのかを的確に把握して、それに適したコミュニケーションを取ることが重要です。


サステナブル・ブランディングにSDGsを活用する場合は、社内全体でウォッシュのリスクを共有し、一貫した取り組みを進めることが重要です。一人の担当者が安易にアイコンやロゴを活用してしまうと、ウォッシュと指摘されるリスクが高まります。社会的課題の解決に向けた会社全体の目標を社内で共有し、その達成にむけて取り組んでいることが各所で説明されていけば、批判されるリスクは低くなります。

また、コミュニケーションに際しては、あいまいな表現や、関連性のない写真の使用は避けるといった配慮も必要で、セミナーでは「ウォッシュになりやすいポイント」などもご紹介しました。

特に、ポストコロナの社会においては人と人との物理的な距離が離れ、これまでのような機微を感じとることや非言語の価値共有などが難しく、社内の共通言語とするためにもパーパスを言語化することがますます重要です。パーパスが明確であれば、たとえ異業種であっても同じ目的に向かった新たなステークホルダーともつながることができ、企業の持続可能性を高めていくことが出来ます。

    Sustainable Brand Journey

    イメージ

    「サステナブル・ブランド・ジャーニー」は、マーケティング領域においてもサステナビリティ視点が重視されていることを受け、YUIDEAのオウンドメディアとして2021年10月にリリースしました。
    サステナビリティの実践に活かしやすい事例やコミュニケーション設計に役立つ情報を毎週更新しています。

    サステナブル・ブランド・ジャーニーのホームページはこちら

【関連記事】

【ウォッシュ関連の記事】

【活動推進関連の記事】

イメージ

「CSR革新室」とは?

YUIDEA
「CSR革新室」とは、CSRコミュニケートを運営する株式会社YUIDEA(ユイディア)内にある1つの部署です。よりよい社会づくりに貢献すべく、企業のCSR活動、CSRコミュニケーションの革新を支援しています。

このページの先頭へ