在日ブラジル児童生徒に奨学金
三井物産は、雇用情勢の悪化などで退学を余儀なくされるといった問題が起きているブラジル人学校に通う児童生徒に奨学金を支給する事業を8月にスタートさせた。同社は、2005年度以来在日ブラジル人学校に教育施設や学用品など教育関連品を支給するプログラムを実施してきたが、今回はその内容を拡充させる。
奨学金は、毎月100人分の在日ブラジル児童生徒向けに、1人当たり月2万円を支給。奨学金は、在日ブラジル人学校に寄付し、これを当該児童生徒の月謝とする形を取る。奨学金の実施に際しては、同社の在日ブラジル人子弟教育支援活動で協力実績のある、社団法人日本貿易会を母体とするNPO法人「国際社会貢献センター(ABIC)」に委託。ABICは対象となる児童生徒の出席状況や成績を調査する。対象となる学校は選定済み。
昨年9月以降の経済情勢の悪化に伴い、在日ブラジル人の雇用状況も厳しくなり、保護者の失職のため、学費の高い在日ブラジル人学校を退校せざるを得ない児童生徒が増加。これに伴い、生徒数の激減から閉校になる学校が出ている。
(オルタナ 2009年11月発行号掲載)
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