地下20メートルからのメタンガスを燃料に フィリピン発の「ゴミ山発電所」
として知られる。
有名な「スモーキー・マウンテン」など、貧困の象徴として語られることが多い、フィリピンのゴミ山。
国民の7割が貧困層とも言われ、ゴミの中からリサイクルできるものを拾って売り、生活する者もいる。ゴミから発生するメタンガスによる健康被害も深刻だ。
フィリピンでは法律でゴミを焼却処分することができない。そのため市街地には廃棄物処分場と言われるゴミ山が存在する。ゴミ山のひとつ、ケソン市にあるパヤタスでは2007年に東南アジア初のクリーン開発メカニズム(CDM)事業として、パンゲアグリーンエナジー社(イタリア)が出力200キロワットの発電所を建設した。
ゴミ山の地下20メートルに埋められた管を通して集められたメタンガスが発電燃料となるという。この発電所で作られたエネルギーは周辺道路の街灯のほかアイロン、洗濯機などが自由に使えるスペースに供給されている。(オルタナS特派員 原彩子)
(オルタナWeb配信記事 2011年8月9日公開)
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