[CSR/CSV]看護師のやる気を高めて医療環境の改善めざすJTBグループ
株式会社JTBコーポレートセールス(東京・新宿、川村益之社長)が提案している、病院職員のモチベーションとホスピタリティを向上させるプログラム「HOSPITAL VALUE PROGRAM」が好評だ。JTBグループとして、「観光」という枠組みを乗り越えて、医療機関や企業、行政、教育機関との連携を深めている。(オルタナ編集委員=高馬卓史)
病院職員の「やる気」調査ツールとして、様々なアンケートを取り、コンピュータを駆使して分析、課題を抽出して、具体的な問題解決方法、モチベーション向上プランを提案する。
JTBグループのJTBモチベーションズ(東京・港、上田泰志社長)が17年前から社員のモチベーション調査と、やる気向上プログラムを展開しており、ここで培ったノウハウをもとに、JTBコーポレートセールスが外部機関と連携して医療機関の職場の活力と定着率向上を目的に独自の仕組みを導入した。
特に、日常的に患者に接する看護師の接遇は、患者の満足度に大きくかかわってくる。病院のブランド価値向上の要ともいえる。このプログラムでは、金沢の名門旅館「加賀屋」での、看護師のホスピタリティ研修もある。一流旅館の「おもてなし」を学ぼうというわけだ。
看護師は、夜間勤務もしばしばで、過重労働の中で懸命に働いている。しかし、その過重労働ゆえに、離職率も高い。せっかく医療施設でのノウハウを学んでも、なかなか定着してもらえないという病院側の悩みも深い。
看護師が働きやすい環境を整備し、ホスピタリティが向上すれば、その病院の評価が高まるのは当然だろう。その結果、看護師の定着率が上がれば、病院側の質の向上、コスト削減にもつながる。このプログラムは、全国展開をしているT病院グループや、千葉県鴨川市のK病院で、すでに採用されている。
さらに、同社では「CSVサーベイランスネットワーク」という任意団体を立ち上げ、地域課題のソリューションを探求する、産官学ネットワークの構築とビジネスモデルの創造を目指し、キリンビールや電通、住友林業、三菱地所など14社が会員企業になって、具体的なCSV事業を模索している。
「志」のソーシャル・ビジネス・マガジン「オルタナ」

「環境とCSRと志のビジネス情報誌」。CSR、LOHAS的なもの、環境保護やエコロジーなど、サステナビリティ(持続可能性)を希求する社会全般の動きを中心に、キャリア・ファッション・カルチャー・インテリアなど、幅広い分野にわたり情報発信を行う。
雑誌の他、CSR担当者とCSR経営者のためのニュースレーター「CSRmonthly」も発行。CSRの研究者や実務担当者など、約20名による最新情報を届けている。
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