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調剤薬局が社有林の間伐材を店舗に活用

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外装に間伐材を使った薬樹薬局 上小町

関東圏で計147店舗の薬局をチェーン展開している薬樹が、木を活用して店舗イメージを刷新する。2014年5月から8月にかけて全店舗の名称を統一し、建物の正面デザインを順次リニューアルしていく。そのモデル店舗として、12月2日に「薬樹薬局 上小町」(さいたま市大宮区)をオープンした。(オルタナ編集委員=瀬戸内千代)

国内外で各種デザイン賞を受賞している建築家・大野力氏の設計で新築された上小町店は、調剤室を全面ガラス張りにして「見せる薬局」を目指した。カウンターから壁まで、内装には木を多用した。

外装の一部には、岩手県葛巻町に同社が所有する「薬樹の森」の間伐材を初めて使用した。今後は既存店舗でも、問診票をはさむアンケートボードや、窓口のプレートなど備品に社有林の間伐材を活用する。

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ガラス張りの調剤室に向かって
木製の窓口が並ぶ

同社は2007年から特産品の販売や、鈴木重男町長を招いての社員向け講演会などを実施して、葛巻町と交流を続けてきた。9.7ヘクタールの薬樹の森は、同町の「企業の森制度」に応募して2010年4月に購入した。普段の手入れは葛巻町森林組合が請け負っている。

社員は「くずまきecoLikoツアー」で薬樹の森を訪れる。ツアーは同社の関連団体として2010年に発足したNPO法人Liko-net(リコネット)が2012年までに5回実施。社員やLiko-net賛助会員が20~30人ずつ参加した。間伐体験や森林浴の他に、葛巻町の自然エネルギー施設の見学や雑穀収穫体験を行った。

2012年8月からは一般社団法人フォレストック協会を通じたカーボンオフセットの仕組みで、森を育てる「1 action for 1 tree」プログラムを開始した。Liko-net主催イベントの参加者1人につきCO2排出量1キログラム分のオフセットする。1人当たり約2.5平方メートル分の森林整備保全を1年間サポートできる計算だ。

Liko-net理事長で同社事業統括本部の照井敬子氏は、フラダンスを通じて「心と体と地球の調和」を図るハワイ文化に感化され、若葉、若い生命、輝くという意味の「Liko」をテーマに薬局の多機能化を図ってきた。薬樹の森の間伐材については「2014年からは、葛巻町森林組合や町が主催する子ども対象のイベントにも活用範囲を広げたい」と抱負を語った。

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