高齢化する除雪作業、雪かきをスポーツに
in 小樽 2014の公式サイト
スポーツの力で高齢化に伴う除雪問題を解決し、地域の活力再興と交流促進を実現しよう。そんな目的で「雪かき」をスポーツ(競技)にした団体が2013年10月に設立された。一般社団法人日本スポーツ雪かき連盟(北海道小樽市)だ。(今一生)
豪雪地帯にとって雪は厄介者。近隣住民が協力し合って毎日雪かきをしなければ生活できない。だが、過疎と高齢化が進む地域では雪かきの担い手が不足。落雪事故や生活路の遮断を引き起こすなど、深刻な社会問題になりつつある。
この現状を全国に知ってもらうと同時に、高齢化に伴い増加する除雪困難地域を救済するため、雪かきにルールを作って多数の参加者がチーム戦で除雪量を競い合うスポーツ雪かきを考案した。
既に全国的に「スポーツゴミ拾い大会」を展開してきた(社)日本スポーツGOMI拾い連盟の代表理事・馬見塚健一さんは、2013年の春に小樽出身で地域活性に取り組んでいる方と会い、「スポーツの力で社会課題を解決する」という理念を共有し、日本スポーツ雪かき連盟の副代表になった。
「雪国では自分の家の雪下ろしだけで手一杯で、地域の人を集めても難しい。それでもASEANなどから雪が珍しくて観光に来る外国の方に雪かきを教え、かまくらを作るなどのアトラクションを提供することはできる。国の助成金と地域の方々の協賛を得て始めることにしました」(馬見塚さん)
雪かきは、チーム力を磨き、勝敗を競うスポーツならではの楽しさと、参加者だけが得られる達成感や爽快感を与える。同時に、参加者どうしや除雪困難地域の住民を巻き込んだ交流イベントを併催することで、共助による除雪問題解決への機運を高め、地域に活力を与える。
「このスポーツ雪かきを全国で同じ悩みを持つ豪雪地帯に普及させることを目的としています。日本全国での開催を仕掛けていくことはもちろん、2020年の東京オリンピック開催までに、20カ国以上から参加チームを受け入れる大会に成長させることを目標にしています」(馬見塚さん)
同連盟は、小樽市商工会議所青年部が中心となったメンバーと共に、第1回国際スポーツ雪かき選手権 in 小樽 2014を1月25・26日の2日間、開催する。
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