欧州外で初のフェアトレードタウン国際会議、3月に熊本で開催
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「第8回 国際フェアトレードタウン会議」が3月29~30日に熊本市国際交流会館で開かれる。毎年恒例の同会議が欧州を離れるのは初めて。アジア唯一の「フェアトレードシティ」である熊本市は、「熊本から世界へ ひとつなぐフェアトレード」と題した祭典で、公正な貿易を目指す活動のアジアでの普及を図る。(オルタナ編集委員=瀬戸内千代)
同会場では前日からイベントを催し、3日間で約20カ国から延べ1千人の来場者を見込んでいる。主催団体の「フェアトレードシティくまもと推進委員会」は、オーガニックコットンの取引先であるブータンからゲストを呼んで講演・座談会を行う。また、アジア各国の生産者を招き、「フェアトレード国際学生会議」やフェアトレード産品の見本市、ファッションショーなどを実施する。
英国発祥のフェアトレードタウン運動は、「町ぐるみ」でフェアトレードの輪を広げる取り組み。2000年に始まり、すでに世界23カ国、計1,300以上の地域が「市民がフェアトレードを応援する街=フェアトレードタウン」として認定されている。
日本では、2011年に発足した一般社団法人フェアトレードタウン・ジャパン(FTTJ)が6つの基準を設けて認証している。熊本市は2011年6月に認定された。なお市議会で認定されれば「フェアトレードシティ」、町議会なら「フェアトレードタウン」と称する。
6基準のうち5つは英国と共通だが、FTTJは独自に「地域活性化への貢献」という基準を付け加えた。日本のフェアトレードタウン運動は途上国経済にとどまらず、シャッター商店街など問題山積の国内の地域経済の活性化も目指している。
フェアトレードシティくまもと推進委員会の明石祥子代表は、「アジアでのフェアトレード拡大に向けて、初開催の今回は、まずは緩く人と人とが交わることを目的としたい」と語り、交流から始まる未来に期待を込めた。
会期中には、明石代表も所属している「グリーン経営者フォーラム」の全国大会も開催される。経営者たちのプレゼンテーション大会などが計画されている。
◆「第8回 国際フェアトレードタウン会議」公式ホームページ
http://ftck2014jp.fairtrade-kumamoto.com/
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