Global CSR Topics

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COVID-19の流行にあたり企業が発するメッセージ

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新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)の流行にあたり、企業はどういうメッセージを出しているでしょうか。3社の例をご紹介します。




Nestleの場合:脆弱な立場の人に食品を届ける責任

Nestleのメッセージは5つから構成されています。
What is your response to COVID-19?

  1. COVID-19拡大防止のための取り組み(在宅勤務推進や国外出張の禁止など)
  2. コミュニティのサポート(医療従事者支援、フードバンク等への寄付)
  3. 製品の安定的供給(特に、もっとも脆弱な立場の人々に対する責任)
  4. 従業員に対する支援(病気休暇や休業手当)
  5. 国際赤十字赤新月社連盟への寄付

食品会社として、最も脆弱な立場にある子どもや高齢者、闘病中の人へ栄養を届ける責任があると繰り返し述べています。また、具体的な内容は書かれていないものの、コミュニティサポートの文脈で、サプライヤーなどビジネスパートナーへの支援に言及しているのも、注目したいポイントです。

IKEAの場合:気候変動対策を後退させない意志

IKEAの以下のメッセージは主に2つです。
The IKEA response to the coronavirus pandemic

CEOによる動画を掲載した上で、

  1. コミュニティのサポート
  2. 気候変動対策をすすめることへの意志

を述べています。

コミュニティへのサポートでは、ファンドの新設について書いているほか、全世界でどのようなサポートをそれぞれの地域に対して提供しているか、フランチャイズによる取り組みも含めて列記しています。

特徴的なのが気候変動対策への言及で、CEOの動画でも強い意志が示されていました。COVID-19による緊急的な状況のもとでも長期ビジョンを見失わず、ステークホルダーと連携して取り組みを進めていくとして、”green recovery”を目指すキャンペーンに賛同したことを述べています。

Unileverの場合:専門分野の知見を一般向けに発信

Unileverの場合は、ウェブサイトトップページのメインビジュアルからして、COVID-19対策仕様です。手洗いのイラストを載せており、そこからCEOメッセージへに誘導しています。

また、CEOメッセージへのリンクの下には、栄養や衛生など、それぞれの分野を専門とする従業員がCOVID-19に関して執筆した記事、あるいは彼らに取材した記事を並べており、自社の専門性で社会に貢献する意志が示されているように感じられます。

以上3社、欧州にベースのあるグローバル企業をご紹介しましたが、日本の企業でも、トップが力強いメッセージを発していたり、COVID-19への対応状況をグループ会社含めて一覧にしてまとめていたりするケースを拝見しています。

危機の時こそ、会社が何を大切にしてきたのかが問われます。各社のメッセージにそれぞれの特徴が表れていると感じました。


支援活動をお考えの企業のご参考に

EcoNetworks
Sustainability Frontline [原文はこちら]


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