Global CSR Topics

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エレン・マッカーサー財団、企業向け循環性測定ツール「Circulytics」第2版の提供を開始 

エレン・マッカーサー財団は2020年1月、サーキュラーエコノミーのパフォーマンスを測定する総合的評価ツール「Circulytics」のサービスを開始したが、このほど第2版である「Circulytics 2.0」の提供をスタートさせた。Circulyticsはすでに世界の600以上の企業が登録し、循環性評価に使用している。同ツールは、循環性を事業に組み込み、より成長可能なビジネス戦略の策定を支援するツールとして機能してきた。登録企業の4分の1は、10億ドルを超える年間収益を上げる大企業だ。

また、Circulyticsは10月初め、ロイター・イベンツ主催のResponsible Business Awards 2020でサーキュラーイノベーション賞を受賞した。

エレン・マッカーサー財団は、Circulyticsをさらに包括的にし、ユーザーエクスペリエンスを向上させた形で、第2版であるCirculytics2.0の提供を開始した。登録はこちらから可能だ。

Circulytics 2.0には、次の利点がある。

  • 直感的に理解しやすい指標、データ入力が容易など、ユーザーにとって便利になった。
  • 結果項目には、原材料・サービス・水・エネルギー・財務や、工場・設備など資産に注目したより多くのテーマを用意しており、明確で総合的な全体像が得られる。
  • すでにCirculyticsを利用した組織や業界から得られた多くのデータが利用可能なため、これまで以上に企業は他業界と評価を比較できる。
  • 水の新指標が追加された。水が循環性パフォーマンスの重要な要素である水集約型産業に役立つ。
  • 中国語・スペイン語・ポルトガル語への翻訳が追加され、世界中のより多くの企業が利用できるようになった。
Circulytics解説動画より

H&Mグループ サステナビリティマネージャーCecilia Brännsten氏は、Circulytics 2.0について次のように述べた。「当社は現在、事業を完全に循環型でクライメート・ポジティブになるよう全力で取り組んでいます。当社とファッション業界全体は、循環性パフォーマンス測定を支援するツールを必要としています。Circulyticsはそのツールの1つで、進捗状況を確認するだけでなく、改善領域を特定できます」と述べた。

また、オーストラリアのパレット大手Bramblesの副社長で、サステナビリティおよびEMEA(欧州・中東・アフリカ)政府担当グローバル責任者のJuan José Freijo氏は、「最初の循環性測定ツールは、簡単に使えるものではありませんでしたが、2.0は直感的で他の指標と整合するように進化したことで使い勝手が良くなりました。企業は、サーキュラーエコノミーへ真に移行するためには、このツールで定期的に循環性評価をし、自社の強みと改善領域を認識することが望ましいと考えています」と述べた。

ベルギー化学企業、Solvayの上級副社長兼サーキュラーエコノミー担当のIsabelle Gubelmann Bonneau氏は、「多くの企業は現在、企業戦略を再考し、循環性戦略を策定したうえで、よりよい復興を目指しています。企業がより循環型になるためには、循環性パフォーマンスを測定し、より良い結果が得られる領域を特定するツールが必要です。Circulyticsはこれが可能で、Circulytics 2.0は、多くの点で改善されました。その1つは、結果項目に原材料・サービス・水・エネルギー・財務・および工場、有形固定資産などの資産に注目するなど多くのテーマが含まれるようになったことです。これは、より有益な結果と、循環性の明確で包括的な全体像を提供することにつながります。サーキュラーエコノミーに真剣に取り組む企業は、循環性評価を完了する必要があります」と述べた。

【プレスリリース】Circulytics 2.0 launched

【参照ページ】Circulytics-measuring circularity

2020/11/25 Circular Economy Hub
[原文はこちら]

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