Global CSR Topics

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アラベスク:ESG苦言は薬なり「一体全体」

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(右)地球温暖化のメールに関するオンライン記事見た?気候変動なんてでたらめだ。

(左)静かに、漕がなきゃ

※本記事は、ESG評価機関アラベスクによる寄稿を、和訳しご提供しています。

何が起こっている?

気候変動を把握することは困難です。「地球温暖化」を地球の氷期-間氷期の循環を形成する一部であると主張する人は実際にいます(寒い日が続くと、気候変動はデマであると主張することがありますが、このようなことは含めていません)

この自然な循環による地球温暖化の議論そのものは間違っていませんが、現在懸念されているのは地球温暖化のペースが速すぎることです。

当然のことですが、近所の池の水位を時折チェックして地球温暖化を観察することはできません。この地球温暖化を観察することは数十年単位です。

Googleが提供するアプリGoogle Earthが実践している取り組みがあります。4月第3週に発表された新しいインタラクティブな3D対応時間経過機能(タイムラプス)です。このタイムラプスを使用すると、場所を選択して[再生]ボタンを押すことで、過去37年間の気候変動の状況が再生され、見ることができます―つまり、2,400万枚を超える衛星写真、2ペタバイトのデータ(!)、そして無限の計算処理能力で作り上げられた短い動画のクリップです。

この機能は、地球上の多くの目印を確認することができ、森林伐採や採掘、そして無計画な農地開発による壊滅的な状況を視覚的に把握することができ、魅力的です。

データは私たちに何を教えていますか?

「おおー、Googleがこのような膨大な量のデータを公開できるのであれば、自社の財務および非財務の情報開示について、産業界をリードして行く事ができるに違いない。」
残念ながら、Googleの親会社であるアルファベット社は、サステナビリティのスコアでトリプルAに評価されていません(注1)。テクノロジーの分野では想像されるように、ESGの「S」、特に労働者の権利のについて、同社は大きな改善の余地があります(詳細な項目としては、雇用の質、報酬、そして安全衛生の側面です)。

さらに厄介なのは、アラベスクS-Rayの気温スコアがアルファベット社を3.0℃と評価していることです(注2)。これは大きなな問題です。同社は十分なCO2 排出量のデータやスコープ3に関するデータの開示をしていません。SBTiへの参加は同社の優先順位リストではおそらく一番下になっているのではないでしょうか。

私たちに出来ることは何?

氷河が溶けていることや熱帯雨林が消失しているニュースを読むことは一回限りの行為ですが、過去30年間に起こった気候変動の状況を視覚的に捉えられているのを見るのは全く異なる体験です。 Google Earthのアプリを使って世界を彷徨い、気候変動の影響を観察し、そして同時に、地球の美しさを改めて認識することをお勧めします。私達の青い地球を気遣い、その美しさを維持していきましょう。

注1、2 アラベスクS-Rayの5月19日時点のアルファベット社のスコアは次のようになっています。
ESGスコア:47.7(Eスコア:64.1、Sスコア:38.9、Gスコア:47.9)
気温スコア:3.0℃

2021/5/24
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    アラベスクは2013年に創業し、資産運用事業を中核にサステナビリティ金融事業を推進してきました。2018年にESGリサーチの社内ツールであったS-Ray(r)し、独立したESG評価事業としてアラベスクS-Rayをスタート。2019年には資産運用事業にAIを取り入れたAIエンジンを開発し、アラベスクAIを設立。金融、サステナビリティ、AIの融合を目指すことで、サステナブルな社会の実現に貢献していきます。

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