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11月23日に米国の7主要都市で、コカ・コーラのインドでの活動を非難するデモ行進が行われました。先日11月15日から24日までインドで行われた、同社に対するデモ行進に続く形となったこの運動は、コーポレート・アカンタビリティ・インターナショナルが中心となって行われたもので、同社の水資源の過剰抽出により、少なくともインドの5都市が深刻な水資源不足と、それに伴う健康被害にあっていると訴えるものです。米国でのキャンペーンは特に地域社会、宗教指導者、学生や教育者による参加者で形成されており、1,000以上に及ぶ同社のインドでの活動を非難した意見を集め、それをアトランタの本店とその支店に提出しました。

これに先立ってインドで行われたデモ行進では、デモの中核となったMehdiganj村の地元政府が、長い間承諾してこなかった、村での同社の企業活動権の剥奪を要求することになりました。世界の巨大企業と安全に対抗できるために、インドだけでなく米国の人々がインド政府に、非暴力運動に自由に参加できる権利の保護と行進の参加者の安全保護を呼びかけました。 米国でのデモの結果、同社のインドでの活動を非難する声が増え、活動が問題となっている工場は閉鎖し、地域社会に与えた被害への相応の賠償を払うべきだとの声が強くなりました。

今回の事例は、国際企業が世界の水資源不足を引きおこす一因となってきたという、より大きな問題の一部でしかありません。国際連合が予測する、2025年までに世界人口の3分の2が十分な水資源を手に入れられなくなることや、世界銀行の副総裁が言う、21世紀は石油ではなく水資源を巡る戦争になることが頻繁に引用されますが、これらの言葉はただの予言ではなく、現実に既に世界のいくつかの地域社会で起こりはじめている問題だということを今回のデモ行進は示しています。

PRNewswire
Community, Religious and Student Leaders Across U.S. Join with Activists in India, Challenge Coke to Stop Draining Water from World's Poorest Communities


コーポレート・アカウンタビリティ・インターナショナル
企業の無責任で危険な活動に対抗するキャンペーンを行う人々を支援する団体。25年にわたりネスレ、GE、フィリップ・モリス、等の企業活動を監視している。

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