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広東州でのストライキの顛末
チャイナ・レイバー・ウオッチ(NY在住のNPO団体)によると、2004年の4月に広東州東莞市のステラ・インターナショナル社の2つの靴製造工場で行われた大規模ストライキで逮捕され、3年半の投獄判決を受けていた10人の労働者が、2004年12月31日に釈放されました。

逮捕に至るまで
事件の発端は、台湾のステラ・インターナショナル社の子会社である靴製造工場で、昨年4月21日に、1,000人以上の労働者が低賃金、賃金支払いの滞り、そして厳しい工場規則に対して大規模抗議運動を行い、2日後には、4,000人規模に膨れ上がりました。器物破損や工場マネージャーが暴行を受けたことなどからデモは、大きく取り上げられることとなり、5人が実刑判決、他の5人も執行猶予判決を受けました。


釈放の裏側で
この事態に対しチャイナ・レイバー・ウオッチは、同社の主な海外取引先に労働条件の改善、逮捕者の解放、そして同様の事件が起きないよう工場経営の改善をするために圧力をかけるよう依頼しました。その要求を受け、ナイキティンバーランドリーボッククラークスなどの多国籍企業は広東州東莞市自治体と法廷に、労働者へ寛大な処置がなされるよう依頼文書を送りました。

今回の、逮捕から早急な釈放への流れは、こういった多国籍企業とNPO団体との協働が、労働者の権利保護、ひいては労働問題の解決につながることを示したことになります。

■ チャイナ・レイバー・ウオッチ
The Chinese Government Changes its Verdict and Sets the Workers Free


ステラ・インターナショナル:
台湾にある靴製造メーカー。ナイキ、ティンバーランド、リーボック、クラークなどの靴を製造している。

関連情報がウオールストリートジャーナル(5/11/2004)に掲載されています

逮捕された人々の詳細情報がThe News Line(イギリスの青年社会主義者集団発行の情報サイト)に掲載されています。

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