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16日に発表された「企業の社会的責任(CSR)調査」は日本経済新聞社と日経リサーチが行い、最もCSR活動に熱心な企業が発表されました。

「株主、消費者、従業員、取引先など様々なステークホルダー(利害関係者)との対話をどれだけ企業活動に生かし、企業価値を高めようとする姿勢があるか」に主眼が置かれたこの調査は、有効回答企業の847社について評価・分析されたものです。

(*=2004年環境コミュニケーション大賞環境報告書部門受賞企業

【総合(上位10位)】
1 ソニー*
2 松下電器産業*
3 コマツ
4 NEC
5 トヨタ自動車*
6 日立製作所
7 大日本印刷
7 日産自動車
9 イオン
10 帝人

5分野の評価項目の4分野でトップになったソニーは、いち早く体制を整え、企業経営の透明性向上に努めたことが高く評価されました。


7 大日本印刷
7 日産自動車
9 イオン
10 帝人

5分野の評価項目の4分野でトップになったソニーは、いち早く体制を整え、企業経営の透明性向上に努めたことが高く評価されました。

【5分野の評価項目】

「経営戦略・組織体制」
1 ソニー*
2 松下電器産業*
3 野村ホールディングス
3 日立製作所
5 コマツ
6 日産自動車
6 三洋電機
8 エーザイ
8 NEC
10 東芝
10 三菱商事
10 帝人

「コンプライアンス」
1 ソニー*
2 昭和シェル石油
3 コニカミノルタホールディングス
4 資生堂*
4 イトーヨーカドー*
4 日立モバイル
7 コマツ
7 ファミリーマート
7 不二製油
10 住友信託銀行
10 トヨタ自動車*
10 トヨタ通商
10 大林組
10 日本興亜損害保険
10 日清食品
10 ミレアホールディングス
10 損害保険ジャパン
10 日清製粉グループ本社
10 ピジョン
10 イオン

「社会貢献」
1 ソニー*
1 デンソー
3 松下電器産業*
3 リコー*
5 コマツ
5 サントリー*
7 トヨタ自動車*
7 富士ゼロックス*
7 富士写真フイルム*
10 TDK
10 セイコーエプソン
10 トヨタ車体
10 日立製作所
10 シャープ
10 キャノン*

「従業員対応」
1 松下電器産業*
2 TOTO
2 大日本印刷
4 ミレアホールディングス
5 ソニー*
6 日産自動車
6 損害保険ジャパン
8 トヨタ自動車*
8 富士ソフトABC
8 日立製作所

「消費者・取引先対応」
1 NEC
1 ソニー*
1 ミレアホールディングス
1 キャノン*
5 リコー*
6 セブンーイレブン・ジャパン
6 富士通
6 帝人
6 大日本印刷
6 コマツ
6 資生堂*
(出典:日本経済産業新聞2005年1月17日付朝刊)

今回の調査の総評では、社会の要請に幅広く応えながら企業価値を高める経営の重要性について述べられていますが、「社会の要請」とはどういったものなのか、それは本当に市民社会から必要とされているものなのかどうか、と考えさせられます。

また、調査概要をみると、調査はアンケートの回答をもとに実施されたということですが、電話によるインタビューやデータ提示などを通して、事実確認がされたかどうかが明記されていません。また、例えば社会貢献の評価項目に「担当部署の設置」がありますが、部署設置自体が必ずしも企業の価値を高めるのではなく、その設置部署が機能してこそ価値が高まるのではないでしょうか。その点でもう少し詳細な調査内容がみられると、より信頼性も高まるといえます。

■ 日本経済産業新聞 2005年1月17日付朝刊

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