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[成功の裏側]
高品質栽培の成功を遂げた生産者は、キリマンジャロ特別コーヒー生産者組織(AKSCG: Association of Kilimanjaro Specialty Coffee Growers)という団体のメンバーたちです。同組織は、テクノサービスによって2001年に設立されました。テクノサービスは米国を拠点とする開発NGOで、USAID(米国国際開発庁)やSDC(スイスの二国間援助機関)、ファーム・アフリカ(米国NGO)、民間企業が支援しています。テクノサービスの主な活動は、タンザニアのコーヒー生産者に対し、新しく品質に着目したビジネスモデルを開発することでコーヒーの質を向上させ、結果として高収入達成や、海外のバイヤーとの市場リンケージを構築させることです。その他にも戦略的開発、低金利金融機関へのアクセス、新市場の発掘、管理情報システムの開発も実施しています。

[高品質コーヒー]
2004年から具体的に始まったこの支援は、2年目にして並外れた高品質のコーヒーを生み出し、今や世界最高品質のロースターや輸入業者から注目されています。平均的なタンザニア産のマイルド・アラビア・コーヒーが0.88米ドルで扱われるのに対し、彼らの生産するコーヒーは平均1.27米ドルで売られるほど、その価値が高く評価されているのです。2月には4,434人の製造者により生産された184トンが米国、欧州、そして日本へ向けて出荷される予定です。主な取引先は以下の通りです;

-Peet's Coffee & Tea(米国)、
-Starbucks Coffee Company(米国)、
-Dallis Coffee(米国)、
-List & Beisler (ドイツ)、
-Volcaf_ Ltd (日本)

キリマンジャロ特別コーヒー生産者組織は現在、75の小規模生産者グループ、7,000人以上のメンバーが参加しています。

途上国の特産物は、一般的に世界水準に達することが難しく、このことがフェア・トレードの促進をスロー・ダウンしてしまう要因のひとつとなっていました。今回のような生産品の「質」を重視したNGOの支援方法は、高品質の商品を、公正な値段で売り買することを実現しました。特に、主な輸出先に日本が入っていることから、今後は国内でタンザニア産の高品質コーヒーが増加するかもしれません。

■CSRWire
In Tanzania 4,400 Small-Scale Coffee Growers Sell Directly to Peet's and Five Other Overseas Buyers, Earning Premium Prices

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