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先日の世界保険機関の発表によると、日本の平均寿命は82歳(世界最長)だということです(2005年度版の「世界保健報告」4月7日発表)。男女別に見ると、女性は85歳、男性は78歳で、それぞれモナコの女性平均、スイスやスウェーデンの男性平均と同じです。

逆に、最も平均寿命が低いのはスワジランド(アフリカ)の35歳。 
50歳未満の国は27カ国あり、アフガニスタン以外すべてアフリカの国です。

アフリカに属する国は53カ国1機構(1機構とは、西サハラの武装組織ポリサオ戦線が樹立した亡命政府、サハラ・アラブ民主共和国/SADR)ありますが、国家として数えると53カ国。このうち26カ国、つまりアフリカ全土において約半数(49%)の国の平均寿命が50歳未満になります。私がかつて2度足を踏み入れたエチオピアも、平均寿命が49歳から42歳と、随分短くなっています。日本の平均寿命と比べると信じられないような現実です。

日本に話を戻すと、「長寿国」だから幸せな住みやすい社会だ、という訳ではないかもしれません。日本では逆に自ら人生に終止符を打つ人が増加しているからです。統計によると、昨年自殺率は7.1%で、過去最悪とされています。自殺の要因で急増しているのが「経済・生活問題」です。自殺者全体のうち、男性が72.5%、大多数が中高年が占めるようです。

日本はアフリカの国々に比べると、人間として生きる自由がより確保されているのではないでしょうか。「寿命」の視点でみると、人間には長く、もしくはお薦めしているわけではありませんが、短く人生を生きる選択肢の両方があります。その権利を最大限に活用し得るのが今の日本社会ではないのかな、と思いました。

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