« 選択の自由〜長寿国と自殺率から〜 | トップページ | 生態系機能、全世界で60%が劣化 »

[多様性に富む企業の発表に米メディアが注目]

ダイバーシティ・インクはこのたび、最も多様性に富んでいた企業のランキング2005を発表しました。このランキングは2003年度から始められましたが、CNNヘッドラインニュースを筆頭にアメリカの多くのメディアがこのランキングの発表を取り上げ、企業の多様性における米国メディアの注目の高さが伺えます。トップ50社のリストに含まれた企業は, Altria, Turner Broadcasting, Citigroup, PepciCo, Abbott Laboratories, The Coca-Cola Company, Xerox, Allstate Insurance Commpany, Verizon Communications, Kraft Foodsです。

[評価の手法]

企業評価は企業が提出したアンケートの回答によって行われました。アンケートの質問は200項目以上あり、応募は同社ウェブサイトや雑誌『ダイバーシティ・インク』、また、700社以上に送付された招待状によって行われました。

質問項目は1.CEOのコミットメント、2.人的資産、3.コーポレート・コミュニケーション(対外部、対内部の両方を含む)、4.サプライヤーの多様性、の4分野に分かれています。

総合的な多様性の評価ランキングの他にも、参加企業は小項目ごとにランキングされています。小項目は、雇用と雇用継続性、サプライヤーの多様性、アフリカン・アメリカンの雇用、(アメリカ在住の)ラテンアメリカ人の雇用、(アメリカ在住の)アジア人の雇用、女性の取締役員、同性愛者(GLBT)の雇用、身体障害者などに分かれています。これをみると主に従業員の人種の多様性が重視されているようです。これらのリストは、04月18日から9週間に渡って同社ウェブサイト( www.DiversityInc.com )で順次発表されていく予定です。


[ランキングからみえること]

今回の調査分析で明らかになったことがいくつかダイバーシティ・インクによって紹介されています。トップ50に入った企業で最も多かった業種は、3年連続で金融でした。同業種はトップ50企業の32%を占めています。また、2年前より参加企業が72%も増加したことから、企業自身も多様性への注目が高まっているといえます。加えて、S&Pによるトップ50企業と株式公開企業との比較の結果、多様性に富む経営と優秀な経営、株主価値は相互にリンクしていることが明らかになりました。


また、ダイバーシティ・インクは平均的な米国企業と多様性に富んだ企業のトップ50企業を比較し、その格差を示したデータも発表しています。

・ 執行役員レベルの管理者の人種の多様性(トップ10企業は有色人種が30%多い)
・ 管理者の人種の多様性(トップ50企業は有色人種が40%多い)
・ 従業員の多様性(トップ50企業は有色人種が41%多い)
・ 雇用継続率(有色人種の雇用継続率はトップ50企業が93%であるのに対して90位以下の企業は52%)
・ 従業員の配偶者への利益の割り当て(トップ50%企業は従業員を500人以上持つ一般企業の4倍)


今回の評価のポイントに、トップ50社以外の企業の動向があります。コンペに参加した203企業のうち、トップ50にランクインした企業では多様性への認識が高まっていますが、一方、ランクインしなかった企業に対して多様性へのより強いコミットメントや、一般の人々がより企業を知ることができるためのデータの積極的な開示など、多くの改善が求められています。

■ CSRWire
DiversityInc Announces 2005 Top Companies for Diversity List Link to Shareholder Return Demonstrated

■ DiversityInc
Full-Court Press: All Eyes on Top 50 Companies got Diversity
(このサイトを見るには登録が必要です)


多様性に富む企業のランキングを掲載しているニュース

ニュースサイエンティスト
Planet in peril: Humans push natural system to the brink

BBCニュース
Study highlights global decline

国際連合ホームページ
UN-backed ecological report warns of potential new diseases and dead zones

SciDev.Net
Healthy ecosystems 'critical in fight against poverty

コメントを投稿

※ブログの管理者が公開を承認するまでコメントが反映されない場合がありますので、ご了承ください。

このページのトップへ