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多くの日本人が注目した先日のサッカーワールドカップアジア最終予選、日本代表はバーレーン代表に勝利し、来年の本大会出場に王手をかけました。

その日本代表のなかでも、イタリア・セリエAに所属する中田英寿選手は、「2度のワールドカップとセリエA優勝を知る選手」として、メディアに限らず、チームメイトからも絶対的な支柱として一目置かれる存在であるようです。バーレーン戦をTV観戦していた私は、試合終了後、そんな中田選手の存在を象徴するようなシーンを目にしました。

試合終了のホイッスルが鳴り、画面にはまず、抱き合って勝利を喜ぶ日本代表陣営が映し出されました。その次にカメラが追ったのは、FW の玉田圭司選手に向かって、大きなジェスチャーで動き方をアドバイスする中田選手でした。

同じく1993年にドーハで行われたワールドカップ最終予選、宿敵・韓国に勝利した日本代表の選手たちが笑顔でインタビューに応じる中、サッカー強豪国・ブラジルから帰化し、日本代表の中心選手となったラモス瑠偉選手も、ひとり険しい表情を崩しませんでした。

チーム(組織)が発展していくなかで、歓喜の共有はきわめて重要ですが、危機感の共有が、同等あるいはそれ以上に重要な要素であることは、えてして気付きにくいものです。

「喜ぶのはまだ早い」などと野暮なことを言うつもりはありません。我らが日本代表は、間違いなく本大会への切符を手にするでしょう。しかし、本大会にはすでに2度出場しています。前回大会の日本の成績はベスト16。現在の日本代表選手のうち、何人がその先を見ているのでしょうか? また、12年前、ラモス選手と同じ目線を持っていた選手は何人いたのでしょうか?

組織内の各個人の目標設定値の差や温度差が、思った以上に結果に反映されてしまう。これは、企業やスポーツ、そして社会全体に共通して言えることだと思います。

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