ペプシコ社とコカコーラ社の商品に、高濃度の殺虫剤が含まれているという非難への対応として、両社はその安全性を強調する広告を打ち出しています。
インドにある28の州のうち、既に6州が、ペプシコ社とコカコーラ社の商品の安全性への懸念から、商品の販売を禁止しています。また、新たに2州が加わろうとしています。今回の騒動のもとになったのは、2003年に環境科学センター(CSE)が提出した2社の商品の安全性に関する報告書に記載されていた数値と同量の化学薬品が、再度検出されたことでした。
英国メディアのBBCでも同問題を取り上げており、コカコーラ社が安全性を証明するために英国の専門家に調査を依頼し、安全性が保障されたと報道しています。しかし、化学薬品を検出した環境科学センター(CSE)は、科学者が検証したコカコーラは、コカコーラ社が提供したものであると、公平な視点の欠如を指摘しています。
インドのソフト飲料市場の9割をペプシコ社とコカコーラ社の2社が占めており、その市場は2億ドルにものぼります。
Soft drink manufacturers take out print ads in India defending products
UK experts say Indian Coke 'safe' (BBC)