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バングラデシュ最大の携帯電話会社グラミンフォンが、国営回線を使用して国際電話サービスを提供していたとして3,650万米ドルの罰金を課せられました。

このニュースには、「バングラデシュを豊かにしたい」との思いにつき動かされたグラミンフォン創設者と、古い体制を保持しようとするバングラデシュ政府との間の葛藤が見え隠れしています。



これは、IP技術(VoIP)を活用しインタネット回線から第三者が国際電話をかけられるという同社のビジネスに対しバングラデシュ政府が違法と判断したものです。政府は「同技術は、違法であり、政府の歳入減少をもたらすものだ」としています。

バングラデシュの法律では、国際電話ビジネスは国営電話会社が免許を与えられており、すべての国際回線は同ネットワークを経由する必要があり、同時に税の支払いが求められています。

グラミンフォンは、インターネット回線を活用することで同回線を通らず、必要とされる税の支払いを回避してきました。同社は2007年にも同様の罪で2,450万米ドルの罰金を払っています。

2006年にノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏が創設したグラミン銀行は、『貧者の銀行』として貧困層を対象に低金利の無担保融資を農村部で行ったことが評価を受けました。このグラミン銀行はグラミンフォンの大株主です。

グラミンフォン自体の活動は『グラミンフォンという奇跡 「つながり」から始まるグローバル経済の大転換』と題した本が英冶出版から出版されていますが、貧困削減とビジネスの両立を実現したモデルケースとして評価されています。

「バングラデシュを豊かにしたい」との思いにつき動かされたグラミンフォン創設者と、古い体制を保持しようとするバングラデシュ政府との間の葛藤が描かれています。

15 August 2008
Channel NewsAsia
Bangladesh's Grameenphone fined US$36.5m









(関 智恵)







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