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コーポレート・ウォッチなど複数の環境・人権保護団体が協力し、石油・ガス大手シェブロンの年次アニュアルレポート2008年版を代替する第2のアニュアル・レポートを制作・発表しました。これには、「財務報告では報告されない負のコスト」が記されています。

日本企業にとっては、海外のこのような団体がどのような視点で企業批判をしているのか、自己満足的で世間には受け入れられない偏った見解なのか、それとも、誰が判断しても負のコストと位置づけられる正当な主張なのかを判断する良い材料になりそうです。



同報告書『シェブロンが史上最高利益のために払った真のコスト: 第2のアニュアル・レポート(The True Cost of Chevron: An Alternative Annual Report)』は、48ページに及び、シェブロンが世界各地で操業する事業で利益を得るために払ったとされる負のコストについて詳しく紹介しています。つまり「財務報告では報告されない負のコスト」です。

NGOによると、シェブロンが発行した2008年度アニュアル・レポートには、過去最高の利益を達成したことが報告されていますが、株主に対して同社がこの利益の見返りに払った真のコストについて説明していないということです。

このような現状に対し、第2のアニュアル・レポートでは、シェブロンの石油抽出現場、天然ガス生産現場、化学工場、政治支配、消費者への権利侵害、ウソの約束、などを紹介しています。

同レポートは、シェブロンの事業活動に関する負のコストを紹介した報告書のなかでも最も包括的なものであるとされ、さらに、これまで不平を主張してこなかった地域社会の声も数多く具体的に掲載されているということです。


対象地域は以下のとおりです。


北アメリカ

Alaska,
California,
Colorado,
Florida,
the Gulf Coast,
Mississippi,
New Jersey,
New York,
Utah,
Washington, D.C.,
Wyoming、


その他

Angola,
Burma,
Canada,
Chad,
Cameroon,
Ecuador,
Iraq,
Kazakhstan,
Nigeria,
Philippines


第2のアニュアル・レポート製作に協力したNGO団体は以下のとおりです。


Amazon Watch,
Crude Accountability,
Global Exchange,
Justice in Nigeria Now,
Rainforest Action Network,
CorpWatch,
Filipino-American Coalition for Environmental Solidarity,
Environmental Rights Action
Friends of the Earth Nigeria,
Trustees for Alaska,
Communities for a Better Environment,
Mpalabanda,
Richmond Progressive Alliance,
EarthRights International.





The True Cost of Chevron: An Alternative Annual Report
May 26th, 2009


● 『シェブロンが史上最高利益のために払った真のコスト: 第2のアニュアル・レポート(The True Cost of Chevron: An Alternative Annual Report)』 について

・ ホームページ  こちら

・ ダウンロード(PDF)  こちら





[関 智恵]

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