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企業の間で、ステークホルダー・エンゲージメントを新しい段階に進める動きが強まっています。企業の持続可能な企業戦略を開発するための『ステークホルダー・アドバイザリー委員会』の設立です。

また、「効果的なステークホルダー委員会の設立方法:5ステップ」もご紹介します。


これまで、企業がステークホルダーとの対話を進める場面の多くは、企業が何らかの不祥事に直面した際にみられました。しかし今や、ステークホルダーとの対話は、多くの企業にとって健全な企業戦略を練るための強力な手段として理解されるようになっています。

そのため、多くの先進企業がステークホルダー・アドバイザリー委員会を社内に正式に設立し、社外から専門家を含めた様々なステークホルダーを招待し、複雑な社会・環境に関する課題についてアドバイスを求めています。


同記事では、最も早くからステークホルダー委員会を設立してきたキャメロット(英国ナショナル・ロッタリー(国営宝くじ)制度を運営、設立1998年)が、重役不在の会合を重ねることで気兼ねなく議論を重ねることができ、結果的にステークホルダーとの強い信頼関係を結ぶことができたという事例など、各社のステークホルダー・アドバイザリー委員会設立の様子とその背景、さらに委員会が与えた企業へのプラスの影響など詳しくまとめられています。

また、効果的なステークホルダー委員会の設立方法が紹介されていますので、以下にご紹介します。



<効果的なステークホルダー委員会の設立方法: 5ステップ>


ステップ1 Plan: 計画

* 目的や重点項目を明確にする
* 企業内のその他のプロセスと連携させる
* 社内から確実に支援が得られるようにする

ステップ2 Set the rules: ルール作り

* 委員会への委任内容や基本的原則を決定する



ステップ3 Recruitment: 人材探し

* 委員会メンバーは主要ステークホルダーの関心を反映できる人材を選択する

ステップ4 Support the panel: 委員会の支援

* 委員会メンバ-が企業戦略を理解するための支援をする
* 信頼関係の構築
* 委員会に対し真摯に回答するという責任を最後まで全うする

ステップ5 Measure success: 効果測定

* 委員会の進捗状況を定期的に確認する



<ステークホルダー委員会を設立している先進企業の例>


* Camelot (advisory panel for corporate responsibility since 1998)
* BT (leadership panel since 2001)
* BP (Tangguh independent advisory panel since 2002)
* Burger King (animal welfare advisory panel since 2001, and nutritional advisory panel since 2008)
* Coca-Cola (India environment advisory council since 2003, and corporate responsibility and sustainability advisory council since 2005)
* GlaxoSmithKline (environment, health and safety and sustainability stakeholder panel since 2005)
* Royal Dutch Shell (external review committee since 2005)
* Fortis (CSR advisory panel since 2007)
* Nestle (creating shared value advisory board since April 2009)

Sources: Company websites and reports



Stakeholder panels ? Reaching a critical mass
7 June 2009
Ethical Corporation




[関 智恵]

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