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食品製品の商品表示に関して、英国の市民団体が提言を出しました。
「サステナビリティ・ラベル」として、従来の水の使用量以上に水使用の効率性の記載を含めるなど、これまでにない画期的な取組みが求められています。


英国議会も消費者への環境教育啓発に動いており、同じ7月に報告書を発表したばかりです。これによると、今後、水ラベルの商品表示が実現すれば、主に対象となりそうなのが、「食肉製品」と「乳製品」です。


――「英国の食品は、水フットプリントがわかるラベルを記載すべきだ」


英国を拠点とする食品安全を推進する団体、フード・エシックス・カウンシルとサステインが、食品表示の今後に関する提言を行いました。同団体が提唱するラベルとは、水使用量の記載だけでは不十分で、水資源の削減量や効率性などの側面も考慮に入れたものであるべきだとしています。


企業が製品製造時に使用する水資源への責任に関して、従来中心であったのが水の使用量のみに注目する水ラベルでした。しかしこれでは、多くのステークホルダーの懸念が残ることから、今回、市民団体による提言がだされました。


この提言は、食品以外の製品においても、より広範囲の環境への影響を示すことが可能な、ラベルの多種化(「サステナビリティ・ラベル」)の動きへの移行の兆候を示すものと捉えることができます。


もし食品産業がこの市民団体の要求を重視し、新たな商品ラベルを作成したならば、サステナブルな商品表示取組みの事例として認識され、評価されるだろうと同記事は予測しています。


さらにこの動きに関連して、英国議会の環境委員会は、特に「食肉製品」と「乳製品」における環境影響に関して、政府に対し、消費者の意識向上を促すことを食料安全に関する報告書(2009年7月21日発行)にて呼びかけています。



Call for water label on food products in the UK
21 July 2009





●関連ニュース

・プレスリリース(The Food Ethics Council and NGO Sustain)
 Citizens need information about 'watery' foodK


・報告書はこちらからご覧いただけます(PDF)
 Water labels on food - Issues and recommendations


・食料安全保障に関する英国議会のレポート
 こちら




●『ウォーター・フットプリント』に関するニュース

・ 「日本を支えるバーチャル・ウォーターを可視化」(CSRニュース 2008年04月30日)


・ 「CSR関連商品:水効率ラベルが誕生」(CSRニュース 2006年11月06日)







[関 智恵]

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