ヘンリー・フォード・コミュニティ・カレッジでは、世界金融危機のあおりを受けて解雇された多くの自動車製造関連労働者が、太陽光パネルの導入方法や運営方法を学んでいます。
ヘンリー・フォード・コミュニティ・カレッジが運営するクラスは、代替エネルギー技術を教える新プログラムで、同カレッジが自動車産業の不況に影響された何百、何千万人もの労働者の維持を支援するために設立したものです。
フォード、GM、クライスラーの製造工場が密集するミシガン州では、過去10年に製造業労働者の半数を失っています。ミシガン州では、州政策で掲げる成長政策において環境を主要成長分野として位置づけていることから、解雇された人々は、新しい環境関連技術を身につけ再就職先を見つけようとしています。
多くの人が再就職できるためにどのような技術を提供すべきか、様々なカレッジが頭を悩ますなか、生徒の中には、無職もしくは年間所得4万ドル以下のミシガン州民に支払われる奨学金で就学する生徒もいますが、後者のような生徒は一部で、6月には74万人以上のミシガン州民が就職先を探しており非雇用者率は15.2%にのぼっており、厳しい現状が続いています。
Laid off auto workers learn to install solar panels
2 August 2009
WBCSD
[関 智恵]