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環境NGOグリーンピース(中国)が、中国政府が昨年5月に試行を始めた、企業の環境情報開示に関する規制 「Measures on Open Environmental Information (for Trial Implementation)」 に関し、一年後の経過を調査したところ、中国企業・多国籍企業あわせて、18社が遵守できていない(違反している)とする報告書をまとめました。

18社のなかに日本の大手企業2社が入っています。



2008年5月に試行された同法は、試行段階ではあるものの、現地環境局により排出汚染基準を満たしていないと指摘を受けた企業は、30日以内に関連情報を開示することを求めています。


今回NGOにより違反企業リストに挙げられた多国籍企業は下記のとおりです。


・ シェル
・ サムスン・エレクトロニクス
・ ネスレ
・ LG
・ クラフト
・ モトローラ
・ デンソー
・ ブリヂストン


その他10社は下記の中国企業です。


・ Sinopec
・ Guangdong Midea Group
・ China Shenhua Energy
・ Aluminum Corporation of China
・ Dongfeng Automobile
・ China Resources Enterprise
・ China International Marine Containers (Group)
・ China Coal Energy
・ Guangdong Midea Holding
・ Weichai Power
・ Hunan Nonferrous Metals Corp.


米国の 「Toxics Release Inventory (TRI) (有害化学物質排出目録)」 は、最も低予算で産業汚染を低減できるものとして高い評価を得ている法規制ですが、中国の 「Measures on Open Environmental Information」 は、それに類似するものとして認知されています。米国では実際に、強力な情報公開規制により、過去20年間で61%の排出汚染を削減することができたと報告されています。


いまや中国は、米国を抜き世界最大の二酸化炭素(CO2) 排出国となったことからも、全ての環境課題に対応できる法律の迅速な整備に動くべきだとNGOは報告書 『Silent Giants: An Investigation Into Corporate Environmental Information Disclosure In China(静かなる巨人――中国における企業の環境情報開示に関する調査)』 で指摘しています。




Chinese Anti-Pollution Laws Still Being Ignored, Report Finds
October 19, 2009
GreenBiz.com



●関連情報

・ グリーンピースの報告書 『Silent Giants: An Investigation Into Corporate Environmental Information Disclosure In China (静かなる巨人――中国における企業の環境情報開示に関する調査) 』 (PDF)
  Silent Giants: An Investigation Into Corporate Environmental Information Disclosure In China

・ グリーンピース(中国)のプレスリリース
  Water pollution: the dirty China story

・ 中国政府が発行した環境情報開示に関する規制(2008年5月1日より施行)
  Measures on Open Environmental Information (for Trial Implementation)

・ 関連ニュース
  『中国政府、環境情報開示の義務付けを開始』ゼネラル・プレスCSRニュース 2008年03月11日





[関 智恵]

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