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「Sustainovation(サステイノベーション)」と題する欧州企業に関する調査結果をまとめた報告書が発表されました。これによると、欧州企業のCEOの81%が、サステナビリティに関する取組みに注力することで石油や水などの原料不足への努力をしている、と回答しました。

調査は経営コンサルタントのbrands &valuesが実施したもので、企業が環境問題にイノベーション(革新)によるソリューションを提示する取組みを包括的にまとめています。調査対象は14西欧諸国1200名のCEOです。

「攻めのCSR」、「CSRビジネス」、「本業でのCSRの展開」における各欧州企業の取組みがまとまっており貴重な資料となりそうです。


「Sustainovation(サステイノベーション)」と題する欧州企業に関する調査結果をまとめた報告書が発表されました。これによると、欧州企業のCEOの81%が、サステナビリティに関する取組みに注力することで石油や水などの原料不足への努力をしている、と回答しました。

また、86%のCEOが、環境・社会的課題への取組みを商品開発やビジネスモデルの革新への動機として捉えていました。90%のCEOが、企業が直面する脅威とは長期的には企業を成功へ導くために重要な挑戦だと認識していました。


【 企業が本業で展開する環境・社会的課題への取組みに関する主な事例 】

*  環境技術による革新 (Proctor & Gamble, Henkel):
 
   コンプライアンスを超えて環境課題を新商品・サービスの開発として捉える。

*  BoP(Bottom of Pyramid)による革新 - (ドイツ銀行、ボーダフォン):

  未踏市場における社会ニーズを満たしながら利益を創出するような技術革新やビジネスモデルの革新の追求。貧困緩和を消費者の購買力向上で達成させることを目指す。

*  揺りかごから揺りかごへの革新 - (Herman Miller):
  
  カーボンフットプリントをゼロにするためにいかに従来「揺りかごから墓場まで」で示されたパラダイムを「揺りかごから揺りかご」にできるか。100%リサイクル可能な商品や産業サイクルの中で永遠に活用できる商品の開発。

*  カタリスト的な革新 (betterplace.org):
  
  インターネットの力を使って成功する社会起業家の活動を支援するか。



一方、英国のNGO、Business in the Community (BITC)がメンバー会員に対して実施した調査でも興味深いデータが紹介されています。

これによると、CSRは大きな進歩を遂げ、ビジネスに付加を加えるという理解から、最近はCSR/CRはいまやアジェンダの優先事項であり、取締役会レベルでも重要性が増していることがわかっています。

特に、経済不況の影響を受け、責任ある企業活動を追及する動きが一層増えると考える回答者は全体の3分の2(67%)を占め、ほとんど(97%)のビジネスリーダーが金融危機で失った自信回復のために各社は努力を重ねるべきだと考えています。


81% of European CEO's Focus on Sustainability
25 February 2010
SustainableLifeMedia.com


Stephen Howard: "Corporate Responsibility comes of age"
25/02/10
BITIC







[関 智恵]



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