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事業会社の環境への取組みは長い歴史がありますが、最近は金融業界における投資業務のなかでも動きがあります。プライベート・エクイティ・ファンド(PEファンド)を対象に、ファンドが運用する企業の環境取組みを促進することで全体コストの削減を支援する米国の団体、Environmental Defense Fund (EDF) が、米PEファンド業界最大手のひとつ、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)と2008年から共同で進めてきた「グリーン・ポートフォリオ・プログラム」の成果報告をしています。KKRの運用会社(8社)を対象に同プログラムを実施した結果、1億6000万USドル(約138億6800万円)のコスト削減を達成したということです。



具体的な成果としては、KKRの運用会社8社、Accellent、Biomet、Dollar General、HCA、PRIMEDIA、Sealy Corp、SunGard、U.S. Foodserviceを対象に、環境マネジメントの導入などを行い、削減したコストの内訳は、CO2排出量34万5000トン、ゴミ120万トン、紙8500トン相当、総額1億6000万USドル(約138億6800万円)を削減しました。

現在同プログラムに参加している企業はKKRポートフォリオの20%を占めており、将来的には全世界のポートフォリオを対象に導入したいということです。

今やPEファンドの米国での投資は米国経済の約10%を占めており、これらのファンドの支援を受けている企業の従業員数は米国内で600万人にのぼるといわれています。PEを介することで、米国内の企業における環境マネジメント、米国人の環境マインドの向上に大きな影響を与えると期待されています。




●関連情報

・ Environmental Defense Fund (EDF)のプレスリリース (こちら)・ KKRのプレスリリース (こちら
・ 「グリーン・ポートフォリオ・プログラム」について (こちら




Green Portfolio Program Announces over $160 Million in Savings







June 03, 2010
BusinessWire







[関 智恵]



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