« グリーンマーケティングの課題と対策;米専門家が議論;根拠が大事 | トップページ | CSR・サステナビリティ報告書、金融危機のあおりを受けず着実に増加:PwC »

いま、あなたの会社はCSR・サステナビリティ報告書を初めて制作しようと考えていますか?
それとも次ステップへのレベルアップを考えていますか?

GreenBiz.comではCSR・サステナビリティ報告書を製作するにあたり、ポイントとなる点を4つにまとめ、紹介しています。

【 「結局誰も読まない?」、それとも 「期待され、役立っている?」 】

報告書に関しては、「誰も読まないのになぜ気にかける必要があるのか。60ページ以上ある報告書であればなおさらだ」という意見がある一方で、報告書は最高レベルのものが求められており、投資家や社員といったステークホルダーは報告書を通じて、企業が社会に対する責任を示していることを期待しているとも言われています。

加えて、最近は一段と多くの投資家や格付け機関が投資先企業のスクリーニング作業でCSR・サステナビリティ報告書を活用するようになってきており、増え続ける多様な問い合わせにも企業は同報告書を活用するだけで簡単に対応することができるのです。さらに、報告書作成プロセスは企業のサステナビリティ活動計画の強化やステークホルダーとの関係強化にもつながっているのです。


【 CSR入門者のためのCSR報告書の作り方 】


CSR入門者の方にはこちらの4つのポイントが役に立つでしょう。


1. マテリアリティ分析: マテリアリティの分析には十分時間をかけること。テリアリティ分析とはGRIガイドラインに記載されている、報告書の掲載項目を決定するための分析ツールです。ステークホルダーの関心が高い事柄で、さらに企業戦略と強く関わる内容の事柄に注目します。

(英語の原文に詳しいマテリアリティ・マップが掲載されていますので、是非目を通してみてください)
(この項目でオススメされているSymantecの報告書はこちらからご覧いただけます)


2. ステークホルダーとの対話: ステークホルダーと対話する機会はありますか?ステークホルダー・エンゲージメントは、企業に関心がある、もしくは企業から影響を受ける社員、投資家、サプライヤー、NGO、消費者、政府機関、活動家などとの対話を意味します。報告書の制作作業において、これらの人々が最も大事だと考え、さらに御社の経営課題に関わる事柄が何であるかを理解する必要があります。

(この項目でオススメされているSeventh Generationの報告書はこちらからご覧いただけます)


3. 成果測定: ターゲットを定め、さらに成果を測定し、取り組みがどこまで前進したかを常に確認し、透明性を維持することが大事です。測定可能な削減ターゲットは決定しましたか?その成果を報告しまとめるシステムは構築できていますか?温暖化ガス削減への対応は大丈夫ですか?これらのポイントが、初めて報告書を発行する企業の多くが見落としている点です。目標を具体的に設定しその成果を確実に報告することが大事なのです。


4. 可読性と検索性の確保: 御社の報告書をウェブサイトで閲覧する際に、何回クリックする必要がありますか?出力する必要がないほど読みやすいですか?最も重要な課題に関する項目は、簡単に見つけられますか?前出のSymantecやSeventh Generationは双方性がありウェブを基本とした可読性の高い報告書となっており、今後の報告書トレンドのひとつとなることでしょう。

(以上をまとめると、)誰も読まないのでCSR報告書はもう存在する必要がない、との指摘がありますが、「誰も読まない」のは可読性が低いからであり、報告書そのものが提供する価値はこれからも重視されるでしょう。そのため今後は、(例えば)オンラインでの検索性、双方性、コミュニケーション性の高いものが多く出てくるようになるのでないでしょうか。良い報告書として必要な要素、つまり、「良い報告書とは信頼確保のために十分長く、可読性があるために十分短いものだ。これは20年前から変わらない(ジョエル・マコーワー氏)」ことからも、最新技術やアイデアをフル活用し、さらに質の高い報告書の作成を目指する必要がありそうです。


Four Tips for Writing a Winning CSR Report
November 30, 2010
GrenBiz.com





[関 智恵]



コメントを投稿

※ブログの管理者が公開を承認するまでコメントが反映されない場合がありますので、ご了承ください。

このページのトップへ