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2012年11月5日、独ソフトウェア大手SAPは2つの新商品を発表しました。クラウドを活用した同新商品は、サプライチェーンマネジメントや規制対応に活用できる画期的なものです。

近年、環境・社会に配慮したバリューチェーンの構築に取組む企業が増えていることを背景に、SAPはサプライヤーによる自社の商品情報の提供を容易にする新商品を発表しました。同領域は、ちょうど1ヶ月前の10月に、カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP)およびサプライチェーンにおけるサステナビリティの向上を支援するEcoVadisが提携し、効果的な情報マネジメントの支援に乗り出したばかりです。(Eco VadisとCDPの提携に関するプレスリリースはこちら

SAPの新商品は、「Product Stewardship Network」および「EHS Regulatory Documentation OnDemand」と呼ばれるもので、いずれも一度情報を収集すればすべての情報を共有できるという作業の効率化を支援する点に注目したものです。例えば、Product Stewardship Networkでは、サプライチェーンで扱われる素材について、EHS Regulatory Documentation OnDemandでは環境安全規制にかかわる情報などを共有できます。各サプライヤーが同じデータベースに情報を追加することで常に最新の情報をサプライヤー間で共有できることになる仕組みです。

通常、製造者がサプライヤーから商品の詳細な情報を収集することは容易ではありません。というのも、サプライヤー側がこのような要請に困惑するからです。

例えば、コンピューター製造会社がノートパソコンを新たに製造することになった場合、ます全サプライヤーの製品が業界の環境規制に沿った素材を扱っているかを確認する必要があります。そのためには気が遠くなるほどの数多くのメールのやり取りが必要となるのです。

どのくらい多くのメールをやり取りするかというと、例えば、あるSAPの顧客は一ヶ月に数千件の質問表を受け取っています。

このSAPの新製品を活用することで、数千件のメールと、それに回答する無数の労働時間を削減できるようになるとSAPは期待しています。

新商品の価格についてですが、製造会社とサプライヤーとの間で構築する商品データや規制情報の共有を行う基本メンバーシップは無料。追加サービスとして商品データの大量アップロードやサプライヤーの招待や技術サポートは月間160米ドル(約13.000円)からとなっています。

商品の詳細は以下をご覧下さい。
● Product Stewardship Network (PSN)
● EHS Regulatory Documentation OnDemand


SAP takes environmental reporting to the cloud
November 05, 2012
GreenBiz.com





[関 智恵]

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