2014年度版CSRレポート~女性の活躍推進~
いま、女性の活躍推進について、CSRとしての話題に限らず世間の注目が集まっていることは言うまでもありません。安倍政権は成長戦略として「女性の社会進出」について、「2020年までに指導的地位に占める女性の割合を30%」と目標を掲げました。実現への道のりを果てしなく感じる企業が多いのではないかと思います。管理職比率の前に、まずは女性が活躍しやすい風土を醸成することが必要ではないでしょうか。この課題に対して、企業は具体的にどのような取り組みをしているのか、3社の事例を紹介します。
九州電力株式会社
- 2013年度の主な活動実績として「女性の活躍推進に向けた意識改革や風土の醸成、高年齢者の雇用環境の充実など、多様な人材が活躍できる環境を整備しています。」(p29)と報告し、年度単位で実績・次年度目標を開示している。
- キャリア形成支援だけでなく、「意識改革、風土の醸成」も含めた総合的な取り組みを展開しており、取り組みの報告ページでは、制度や実績の報告と合わせてイントラネットを活用した意識改革の取り組みなども記載しいる。(p77)
- 実績については定量的な指標で開示されているため、目標についても具体的な指標があると、取り組みの効果がよりわかりやすくなる。
ユニチャーム株式会社
- 2012年度版から特集で女性のための活動を取り上げており、2014年度版では「アジア生活者の負担軽減」として、女性たちがいきいきと活躍する社会につながる商品・サービス、職場環境について報告している。
- サウジアラビア、インド、インドネシア各国の女性社員からのメッセージも紹介されており、取り組みの効果が伝わるだけでなく、親しみが持てる内容になっている。
- また、高度不妊治療のための休業制度や、2015年度の新卒採用者からは、ユニ・チャームへの就職を希望しているにもかかわらず、妊娠・出産予定があるために志望を躊躇している女性に、最長30歳になるまで入社資格(内定)を保有できる制度を導入している。(p33)
株式会社リクルートホールディングス
- CSRについては、冊子ではなくISO26000の中核主題ごとにWebで活動を報告しており、ダイバーシティに関する情報は、「多様な人材を育むために(労働慣行)」の項目に含まれている。
- 経営ボードメンバーの女性比率の目標を「2015年4月までに10%以上」と掲げ、国内主要企業別の女性管理職比率も開示している。
- 女性の経営幹部候補向けの研修や、国内主要企業別に取り組みを開示するなど、目標達成に向けた施策を報告している。
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