2014年度にCSRレポートから統合報告書に移行した事例(2)
2013年12月にIIRCから国際統合報告フレームワークが正式に発行されて以降、統合報告書の発行は劇的にとはいえませんが着実に増えています。前回に引き続き、冊子での情報開示・コミュニケーションをCSRレポートから統合報告書に移行した事例をご紹介します。
旭化成株式会社
- 2014年度より、事業戦略や財務関連情報を中心とした「アニュアルレポート」とCSRの取り組みを中心とした「CSRレポート」を統合した「旭化成レポート」を発行している。グループの経営戦略や事業概況などに加え、持続可能な社会の実現に向けた活動などを理解できるようにしている。
- 「社会的課題の解決に挑戦し続ける旭化成」として、「環境・エネルギー」「住・くらし」「ヘルスケア」という3分野について、これまで提供してきた「社会価値」と「これから創出する『新しい社会価値』」を整理している。
- 「セグメント概況」として、ケミカルなどのセグメントごとに中期経営計画での戦略や、2013年度の活動ハイライト、持続可能な社会に向けた「CSR Topics」などを紹介しおり、中計とCSRの関連を示そうとしている。
- 安全・環境などのRC(レスポンシブル・ケア)に関するマネジメント体制が確立しているため、CSRと経営の統合は試みられているが、RCだけが独立している印象を受ける。
三菱重工業株式会社
- 株主・投資家やさまざまなステークホルダーにグループ理念を理解してもらうため、2014年度から、経営戦略や業績などの財務要因と、環境や社会との関係性などの非財務要因を一体的に伝える統合レポートを発行している。
- 冒頭p6-13の8ページでは、「価値創造モデル」として、理念・沿革・INPUTからOUTCOMEまでの一連の流れを、IIRCの国際統合報告フレームワークを参考に紹介している。
- また、企業が社会に与える影響が拡大し、社会的課題解決について企業が対応する必要性の高まりから、「社会的課題解決による企業価値の創造」として重要課題を特定し、その解決に取り組んでいる。
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