持続可能な開発目標(SDGs)について開示している事例
2015年に国際連合が採択した「持続可能な開発目標(SDGs)」は、持続可能な社会の実現に向けて、国のみならず企業に対してもその目標達成に向けた対応を求めています。
その期待に応え、既に自社の取り組みとSDGsとの関連を整理し、目標達成向けた活動を開始している企業も出てきています。また、それらを早くも2016年度版のCSRレポート等で開示するようになっています。
そこで今回は SDGsについての開示事例を3パターンそれぞれでご紹介していきます。
1つの目標に特化して表現している事例
第一三共株式会社 バリューレポート2016
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第一三共では、保健分野として定められている目標3「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する」に対して、「医薬品の創出や開発途上国における医療アクセスを改善する取り組みを通じ、SDGsの目標3に資する活動を行っていきます」と開示しています。
※ウェブサイトでは、バリューレポートでの記載に加え、17全ての目標達成に向けた取り組みを整理した「 SDGs取り組み一覧表 」を開示しています。
複数の目標を特定している事例
株式会社ブリヂストン サステナビリティレポート2015(2016年6月発行)
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ブリヂストングループでは、SDGsの17の目標と、事業やサステナビリティに関する考え方や活動を照らし合わせ、9つの目標を貢献できる領域として特定しています。
すでにMobility(モビリティ)、 People(一人ひとりの生活)、Environment(環境)をマテリアルな領域として特定しており、SDGsの9つの目標とマテリアルな3領域との関連性も整理しています。
※ウェブサイトでは、上記レポートと同様の内容が開示されています。
ブリヂストンCSRサイト
17全ての目標について整理している事例
住友化学株式会社 CSRレポート2016
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住友化学では、17ある目標すべてについて、事業との関連性を示しています。「事業を通じたSDGsへの貢献」として、「ライフサイエンス分野」「環境エネルギー・ICT分野」「レスポンシブル・ケア活動」「社会活動」の4分野で関連する目標を開示しており、サステナビリティ指標に対応する目標も示しています。
※ウェブサイトでは、グループ内への浸透を図るために活用されている「サステナブルツリー」 というツール(掲示物および説明用マンガ)なども公開されています。
参考記事 ●「持続可能な開発目標SDGsの1年目でのベストプラクティス」
- 地方の中小企業のSDGs 成功のカギは? [Global CSR Topics]
- CSR調査データ [CSRレポートトレンド]
- サステナビリティ社内浸透 カギを握る「キーパーソン」 [Global CSR Topics]
- アワード・ランキング紹介 [CSRレポートトレンド]
- The GRI Perspective:環境と社会のためのGRIの役割 [こちらCSR革新室]
- CO2
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