レポート事例集

第4回ジャパンSDGsアワード、受賞結果と「SDGsアクションプラン2021」

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日本ではSDGsに関わる施策を総合的・効果的に行うため、全国務大臣によって構成されるSDGs推進本部が設置されています。

その活動のひとつである「持続可能な開発目標推進本部会合(第9回)」が、2020年12月に開催されました。この会合では、第4回のジャパンSDGsアワード受賞団体と、新たに「SDGsアクションプラン2021」が発表されました。

本記事では、アワードの結果と、「SDGsアクションプラン2021」の重点施策についてご紹介します。

ジャパンSDGsアワード:受賞組織の取り組み

「ジャパンSDGsアワード」はSDGsの達成に向けて、日本に拠点があり優れた取り組みを行っている企業、NPO・NGO、地方自治体、学術機関、各種団体等を表彰するために2017年からスタートしました。今回も受賞組織のうち3組織を抜粋して紹介していきたいと思います。

参考:アワードの概要はこちら

SDGs推進本部長賞 みんな電力株式会社

まずは、極めて顕著な功績があったと認められる企業・団体等に贈られる「SDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞」。この賞を受賞したのは「みんな電力株式会社」でした。

みんな電力株式会社では、2016年から再生可能エネルギーの小売り事業を展開しており、選んだ発電事業者に基本料金の一部が付与され、継続すると利用者に特典が届く仕組みを構築しています。

世界で始めてブロックチェーンを活用した「電力トレーサビリティ」システムを商用化し、「どの発電所からどれだけの電気を買ったのか」が見えるようになっています。

母校で発電した電気を買って母校を応援するプロジェクトなど、再生可能エネルギーでの発電事業者を応援するキャンペーンも実施しています。

■みんな電力株式会社の取り組みはこちら

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「第4回ジャパンSDGsアワード受賞団体」より


続いて、特に顕著な功績があったと認められる企業・団体等に贈られる「SDGs推進副本部長(内閣官房長官及び外務大臣)賞」です。

■SDGs推進副本部長(内閣官房長官)賞
・北海道上士幌町
・青森県立名久井農業高等学校 環境研究班

■SDGs推進副本部長(外務大臣)賞
・特定非営利活動法人Support for Woman s Happiness
・特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス

次に、特筆すべき功績があったと認められる企業・団体等に贈られる「SDGsパートナーシップ賞(特別賞)」として以下の団体が表彰されました。

・長野SDGsプロジェクト
・一般社団法人Waffle
・富士通株式会社
・ふくしま未来農業協同組合
・株式会社エムアールサポート
・阪急阪神ホールディングス株式会社
・川崎市立平間小学校
・株式会社キミカ

この中から阪急阪神ホールディングス株式会社、株式会社キミカの取り組みをご紹介します。


SDGsパートナーシップ賞(特別賞)阪急阪神ホールディングス株式会社

阪急阪神ホールディングスグループは、持続可能な社会の実現に向けた取組の方向性を示すものとして「阪急阪神ホールディングスグループ サステナビリティ宣言」を公表し、SDGsの達成に向けた様々な取り組みを進めています。

そのひとつとして、2009年にスタートした「ゆめ・まちプロジェクト」の10周年を契機として、国や沿線自治体のほか、SDGsの取り組みに先進的な企業や市民団体等と連携して「SDGsトレイン 未来のゆめ・まち号」を運行しました。

この運行は実質100%再生エネルギーによるもので、この運行自体もSDGsの達成に向けたものとなっています。

■阪急阪神ホールディングス株式会社の取り組みはこちら

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「第4回ジャパンSDGsアワード受賞団体」より


SDGsパートナーシップ賞(特別賞)株式会社キミカ

株式会社キミカは「アルギン酸」の主力メーカーです。アルギン酸は天然資源であるコンブやワカメを原料として生産され、食品や医薬品、化粧品などに幅広く使われています。

キミカでは、20年以上前に海藻資源に恵まれたチリに製造拠点を構え、原料調達時には生態系に配慮して生きた海藻ではなく浜辺に打ち上げられた漂着海藻を原料にしたり、チリの気候を活用してエネルギー使用量を削減した製造方法を採用したりしています。

また、海藻は需給バランスによって価格が変動しますが、継続して安定的に購入することで、チリの事業者の収入安定化にも寄与しています。

■株式会社キミカの取り組みはこちら

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「第4回ジャパンSDGsアワード受賞団体」より


SDGsアクションプラン2021

SDGsアクションプランは、SDG達成に向けて政府が実施する具体的な取り組み計画で、プラン2018から策定されています。

この2021年版のアクションプランでは新型コロナウィルス感染症対策などをはじめ、2021年に実施する政府の具体的な取り組みとして下記のような「重点事項」が特定されています。

  1. 感染症対策と次なる危機への備え
  2. よりよい復興に向けたビジネスとイノベーションを通じた成長戦略
  3. SDGsを原動力とした地方創生、経済と環境の好循環の創出
  4. 一人ひとりの可能性の発揮と絆の強化を通じた行動の加速

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ここでは、社会課題解決への貢献と、ビジネスとしてのバランスがとれた3社をご紹介しました。皆様の取り組みも、次の第5回ジャパンSDGsアワードに、応募してみてはいかがでしょうか。

【参考サイト】
アクションプラン2021

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