ステークホルダーキャピタリズムの測定 海外事例
世界経済フォーラム(WEF)は2020年9月に、全てのステークホルダーから信頼される形で情報が開示されることを目的としたフレームワーク 、「Measuring Stakeholder Capitalism」(ステークホルダー資本主義の測定)を公表しました。
このフレームワークは以下のような特徴があり、詳細は別の記事にまとめています。
- 「ガバナンスの原則」「地球」「人」「繁栄」という4つの柱から構成されています。
- 4つの柱について、重要度が高く定量的情報が中心として求められる中核指標(計21項目)と、持続可能な価値創造を測定し伝えるための先進的な拡大指標(計34項目)が示されています。
- 企業には、自社とって重要かつ適切と判断した、できるだけ多くの指標を報告することが推奨されています。
【参考記事】「ステークホルダーキャピタリズムの測定」
今回は、海外においてこのフレームワークの対照表を開示している企業が出てきており、その中から2社の事例をご紹介します。
Eni「WORLD ECONOMIC FORUM (WEF) CORE METRICS – REFERENCE TABLE」
- Eniはイタリアのエネルギー会社です。
- サステナビリティのデータをまとめた「Eni for 2020 SUSTAINABILITY PERFORMANCE」内で、「GRI」「TCFD」「SASB」と並んで掲載しています。
- 中核指標のみを対象としており、21全ての中核指標を開示しています。
- 主な参照先は、アニュアルレポートとサステナビリティレポートとなっています。
PMI「World Economic Forum’s Stakeholder Capitalism Index」
- PMI(Philip Morris International Inc.)はアメリカのたばこ会社です。
- レポート内ではなく、サステナビリティサイト上に「SASB」「GRI」「SDG」と並んで「WEF Index」のPDFを合計で8ページに掲載しています。
- 21の中核指標及び34の拡大指標全てに対応しています。
- 主な参照先は、Form10-KやProxy Statement、アニュアルレポート、サステナビリティサイトとなっています。
WEF ステークホルダー ステークホルダーキャピタリズム ステークホルダー資本主義の測定 世界経済フォーラム 中核指標 持続可能な価値創造
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