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アップサイクルとは何ですか?

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アップサイクルとは使用済みの部品や不要品、廃棄物などを新しい製品に生まれ変わらせ、もとの価値より高める手法のことです。

似たような言葉として、「リサイクル」があります。 日本では、「リサイクル」という単語は「不要になった廃棄物を、再度回収して利用すること」と広い意味で使用されていますが、EUでは「リサイクル」=「マテリアルリサイクル・ケミカルサイクル」をさします。

■リサイクル

  • マテリアルリサイクル:材料再生、再生利用など廃棄物を製品原料として再利用する手法
  • ケミカルリサイクル:廃棄物を科学的処理によって他の物質にし、再利用する手法
  • サーマルリサイクル:廃棄物を焼却処理する熱エネルギーを回収・利用する手法


この定義の違いによって、例えば日本ではプラスチックのリサイクル率が高い数値となっていますが、EUでは熱エネルギー回収である「サーマルリサイクル」はリサイクルに含めていないため、日本よりもリサイクルの活動が進んでいるにも関わらず数値上は低く見えてしまうといったことがあります。
(EUではエネルギー発生原として廃棄物を使用する場合、「エネルギーリカバリー」と呼び、マテリアルサイクルとこのエネルギーリカバリーを合わせる場合、「リカバリー」という言葉を使用しています。)

では、アップサイクルはと言うと、その多くはマテリアルサイクルであり、本来廃棄物であった元の素材や製品を活かしながら、新たな価値をプラスした製品を作り出すことを言います。元の素材を生かすということで、再成形のためのエネルギー使用が抑えられ、より地球への負荷の少ないサスティナブルな手法とされています。

例えば、廃棄されていた服をカラフルなレンガへ変えたり廃棄されていたコーヒー豆をビールにするなど、アップサイクルできる製品や廃棄物は様々で、アイデアやユニークさのある事例も多いのが特徴です

また反対に、「ダウンサイクル」というプロセスもあります。 ダウンサイクルとはもとの価値よりも低い価値のものを生み出すプロセスです。分かりやすい例としては「使い古したタオルを雑巾にする」などが挙げられます。不要なものであってもただ廃棄するのではなく、もとの製品よりも価値が低くくとも、新たな使用方法を模索することも大事です。

日本では2000年に循環型社会形成推進基本法が公布され、以下の優先順位で資源利用を推奨しています。

1.リデュース(発生抑制):廃棄物を発生させる無駄・非効率などの消費行動の抑制
(例えば、マイバックやマイボトル、食品ロスを減らす量り売り、商品の長寿命化など)

2.リユース(再使用):廃棄物をそのまま利用、もしくは一部を利用。
(例えば、バザーやフリーマーケット、リサイクルショップ、リターナルボトルなど)

3.マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクル(再生利用)

4.サーマルリサイクル(熱回収)

5.廃棄物としての適性処理

【参考資料】

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